いとう‐みよじ【伊東巳代治】
［1857〜1934］政治家。長崎の生まれ。伊藤博文に認められ、明治憲法の制定に参画。伊藤内閣の書記官長・農商務相を歴任。東京日日新聞社社長として、政府擁護の論陣を張った。のち、枢密顧問官。
おおつか‐やすじ【大塚保治】
［1869〜1931］美学者。群馬の生まれ。東大教授。日本における美学を確立。
くろしま‐でんじ【黒島伝治】
［1898〜1943］小説家。香川の生まれ。シベリア出兵の体験に基づく反戦小説や農民小説を発表、プロレタリア作家として認められた。著「二銭銅貨」「豚群」「渦巻ける烏の群」。
しみず‐むねはる【清水宗治】
［1537〜1582］戦国時代の武将。備中高松城主。羽柴秀吉の水攻めに敗れて自刃。
だざい‐おさむ【太宰治】
［1909〜1948］小説家。青森の生まれ。本名、津島修治。井伏鱒二に師事。自虐的、反俗的な作品を多く発表。玉川上水で入水自殺。作「津軽」「斜陽」「人間失格」など。→桜桃忌
はなもり‐やすじ【花森安治】
［1911〜1978］ジャーナリスト。兵庫の生まれ。第二次大戦中は大政翼賛会の宣伝部員。戦後、大橋鎮子と共に、生活雑誌「暮しの手帖」を創刊・編集。消費者の立場からの雑誌づくりで菊池寛賞受賞。「一...
ふじた‐つぐはる【藤田嗣治】
［1886〜1968］洋画家。東京の生まれ。渡仏し、エコール‐ド‐パリの一員として名をなした。乳白色の地に面相筆で線描する独自の画風で知られる。第二次大戦後、フランスに帰化。のち、カトリックの洗...
ももた‐そうじ【百田宗治】
［1893〜1955］詩人。大阪の生まれ。本名、宗次。詩誌「椎の木」を主宰。詩集「最初の一人」「ぬかるみの街道」など。
やまもと‐せんじ【山本宣治】
［1889〜1929］生物学者・政治家。京都の生まれ。東大卒。サンガー夫人来日を機に産児制限運動に従事、以後、社会主義運動に近づき、第1回普通選挙で労働農民党から出馬し、当選。治安維持法の改悪に...
わきさか‐やすはる【脇坂安治】
［1554〜1626］安土桃山・江戸初期の武将。近江(おうみ)の人。通称、甚内。賤ヶ岳の七本槍の一人。豊臣秀吉に仕えたが、関ヶ原の戦いで徳川方に通じ、伊予大洲5万3千石に封ぜられた。
