かんぜ‐ひさお【観世寿夫】
[1925〜1978]能楽師。シテ方観世流。東京の生まれ。7世観世銕之丞の長男。戦後能楽界の旗手的存在として活躍。能楽研究や演劇運動も行った。
きしだ‐くにお【岸田国士】
[1890〜1954]劇作家・小説家。東京の生まれ。フランスで演劇を研究。演出家・評論家として日本の新劇運動を指導。文学座創立者の一人。戯曲「チロルの秋」「紙風船」「牛山ホテル」、小説「由利旗江...
きのした‐じゅんじ【木下順二】
[1914〜2006]劇作家。東京の生まれ。東大卒。「彦市ばなし」「夕鶴」などの民話劇と「山脈(やまなみ)」などのリアリズム演劇で、戦後の演劇界を代表する存在となる。演劇論・評論のほかシェークス...
くすやま‐まさお【楠山正雄】
[1884〜1950]演劇評論家・児童文学者。東京の生まれ。近代劇の翻訳、内外の童話・神話を紹介した。著「日本童話宝玉集」など。
くらみつ‐としお【倉光俊夫】
[1908〜1985]小説家。東京の生まれ。朝日新聞社会部を経て、松竹演劇部、映画部勤務ののち、作家となる。「連絡員」で芥川賞受賞。私誌「蚯蚓(みみず)」を発行。他の作品に「雪の下」「冷べたい水...
くろき‐かんぞう【黒木勘蔵】
[1882〜1930]浄瑠璃研究家。長野の生まれ。「近世邦楽年表」を編纂(へんさん)。著「近世演劇考説」「浄瑠璃史」など。
グレゴリー【Isabella Augusta Gregory】
[1852〜1932]アイルランドの女流劇作家。イェーツらとアイルランド文芸劇場を創立、国民演劇の成立に貢献。アイルランド伝説の収集にも努力した。作「噂のひろまり」「月の出」など。グレゴリー夫人。
コクトー【Jean Cocteau】
[1889〜1963]フランスの作家。詩・小説・演劇・映画・絵画など、多様な分野で活躍。前衛的作風により、独自の美を追求した。詩「ポエジー」、小説「恐るべき子供たち」、映画「美女と野獣」「オルフ...
コポー【Jacques Copeau】
[1879〜1949]フランスの演出家・俳優。演劇の商業化に反対し、演劇革新運動を展開、フランス現代劇の基礎を築いた。
ゴットシェット【Johann Christoph Gottsched】
[1700〜1766]ドイツの評論家。啓蒙主義者として母国語・演劇などの改革に貢献。著「批判的作詩法の試み」。ゴットシェート。