サングイネーティ【Edoardo Sanguineti】
[1930〜2010]イタリアの詩人・小説化・批評家。新前衛派の代表的人物として、実験的な作品を発表した。詩集「栞(しおり)」、小説「イタリア綺想曲」など。
しきてい‐さんば【式亭三馬】
[1776〜1822]江戸後期の草双紙・洒落本・滑稽本作者。江戸の人。本名、菊地久徳。本屋に奉公し、のち薬屋を営んだ。江戸庶民の町人気質を会話を主にして描写。滑稽本「浮世風呂」「浮世床」、合巻「...
しば‐りょうたろう【司馬遼太郎】
[1923〜1996]小説家。大阪の生まれ。本名、福田定一(ていいち)。戦国時代や幕末などの変革期に題材をとった歴史小説を数多く執筆。広い読者層を得て、昭和を代表する人気作家となった。「梟(ふく...
しぶかわ‐げんじ【渋川玄耳】
[1872〜1926]ジャーナリスト。佐賀の生まれ。本名、柳次郎。筆名、藪野椋十(やぶのむくじゅう)。新聞記者として活躍。著「藪野椋十東京見物」など。
しぶさわ‐けいぞう【渋沢敬三】
[1896〜1963]実業家。東京の生まれ。栄一の孫。日本銀行総裁を経て、敗戦後、幣原(しではら)内閣の蔵相に就任。民俗学・生物学の学者としても知られ、常民文化研究所を主宰、多くの研究者を援助した。
しぶさわ‐たつひこ【渋沢竜彦】
[1928〜1987]仏文学者・小説家・評論家。東京の生まれ。本名、竜雄。サドやコクトーなどフランス文学の翻訳、研究のほか、評論・小説などに活躍。「唐草物語」で泉鏡花文学賞、「高丘親王航海記」で...
しもむら‐こじん【下村湖人】
[1884〜1955]小説家・教育家。佐賀の生まれ。本名、虎六郎(ころくろう)。教職を経て著述生活に入る。自伝的教養小説「次郎物語」で知られる。
ジオーク【William Francis Giauque】
[1895〜1982]米国の物理化学者。絶対零度に近い極低温を得るための断熱消磁法を発明し、極低温下の原子の運動を研究した。また酸素の同位体を発見。1949年、ノーベル化学賞受賞。
せつ【契】
中国古代の伝説上の人物。帝嚳(ていこく)の子で、禹(う)の治水を援助したのち、帝舜の司徒となり、殷(いん)の基礎を築いたという。
ぜんちく‐やごろう【善竹弥五郎】
[1883〜1965]狂言師。大蔵流。京都の生まれ。本名、茂山久治。前名、茂山弥五郎。昭和38年(1963)シテ方金春流(こんぱるりゅう)家元から善竹の姓を贈られて改姓。人間味のあふれた世話物風...