グッドイナフ【John Goodenough】
[1922〜2023]米国の物理学者。ドイツの生まれ。リチウムイオン電池の正極材料にコバルト酸リチウムが適していることを発見。2019年、吉野彰らとともにノーベル化学賞を受賞した。
グメリン【Leopold Gmelin】
[1788〜1853]ドイツの化学者。赤血塩(フェリシアン化カリウム)を発見。世界的な叢書「無機化学ハンドブック」初版の編著者。
グレアム【Thomas Graham】
[1805〜1869]英国の物理学者・化学者。気体拡散に関するグレアムの法則を発見。クリスタロイド(晶質)・コロイドの概念を導入して、コロイド化学を創始した。
ゲイ‐リュサック【Joseph Louis Gay-Lussac】
[1778〜1850]フランスの物理学者・化学者。「気体熱膨張に関する法則」「気体容積に関する法則」を確立。硫酸製法の改良でゲイ=リュサックの塔とよばれる装置を考案。また沃素(ようそ)・シアンの...
コズロフ【Pyotr Kuz'mich Kozlov】
[1863〜1935]ロシアの探検家。中央アジア各地を探検し、西夏の遺跡ハラホトなどの古墳・遺跡を発見。カズロフ。
コッホ【Robert Koch】
[1843〜1910]ドイツの細菌学者。細菌の固形培養法・純粋培養法を完成し、結核菌・コレラ菌などを発見、ツベルクリンを創製するなど細菌学・伝染病・免疫学の研究に貢献。1905年、ノーベル生理学...
コリオリ【Gaspard Gustave de Coriolis】
[1792〜1843]フランスの物理学者・工学者。力学理論を機械の運動に応用し、仕事という概念を提唱。回転座標系で現れるコリオリの力を発見。著「機械の効果の計算について」など。
こんどう‐へいざぶろう【近藤平三郎】
[1877〜1963]薬学者。静岡の生まれ。ドイツに留学。天然物有機化学を研究し、各種のアルカロイドを発見した。文化勲章受章。
コンドラチェフ【Nikolay Dmitrievich Kondrat'ev】
[1892〜1938]ソ連の経済学者。資本主義経済の景気変動の波「コンドラチェフの波」を発見。スターリン時代に政府の農業政策に反対し、反体制の罪で逮捕・処刑された。
コンプトン【Arthur Holly Compton】
[1892〜1962]米国の物理学者。X線に関するコンプトン効果を発見。のち、宇宙線を研究。原子爆弾開発のマンハッタン計画では指導的地位にあった。1927年ノーベル物理学賞受賞。