そん‐かてい【孫過庭】
[648ころ〜703ころ]中国、唐の書家。字(あざな)は虔礼(けんれい)(一説に過庭が字とも)。王羲之(おうぎし)の書法を学び、草書にすぐれた。「書譜」を著す。
たかくら‐てんのう【高倉天皇】
[1161〜1181]第80代の天皇。在位1168〜1180。後白河天皇の第7皇子。名は憲仁(のりひと)。後白河法皇の院政下に即位し、平清盛の娘徳子(建礼門院)を皇后としたが、法皇と清盛の不和を...
たかはし‐たかこ【高橋たか子】
[1932〜2013]小説家。京都の生まれ。本名、和子(たかこ)。夫は作家高橋和巳(かずみ)。夫の死後、本格的に小説を書き始める。昭和50年(1975)洗礼を受け、カトリック作家に転じた。「怒り...
たかやま‐うこん【高山右近】
[1552〜1615]安土桃山時代のキリシタン大名。名は長房。洗礼名、ジュスト。摂津の高槻城主、のち、明石城主。江戸幕府の禁教令によってマニラに追放後、病没。利休門下七哲の一人。
たきぐち‐にゅうどう【滝口入道】
平安末期の僧。本名、斎藤時頼(さいとうときより)。平重盛に仕え、滝口の武士のとき、建礼門院の雑仕女(ぞうしめ)の横笛と恋愛、父の茂頼にいさめられて19歳で出家。嵯峨(さが)往生院で修行し、のち...
バレス【Auguste Maurice Barrès】
[1862〜1923]フランスの小説家・政治家。個人主義から出発し、熱烈な国家主義に転じた。作「自我礼拝」「国民的精力の物語」の各三部作など。
ピサーノ【Pisano】
(Nicola 〜)[1220ころ〜1280ころ]イタリアの彫刻家。ピサの洗礼堂の説教壇浮き彫りなどにより、ゴシック的要素と古典的要素とを併せ持つ独自の世界を確立した。 (Giovanni ...
モレアス【Jean Moréas】
[1856〜1910]フランスの詩人。ギリシャ生まれ。象徴主義の理論的指導者。のち、古典主義へ移行。詩集「スタンス」「情熱の巡礼」。
やまぐち‐ひとみ【山口瞳】
[1926〜1995]小説家・エッセイスト。東京の生まれ。編集者、コピーライターとして活躍した後、本格的な執筆活動に入る。週刊誌に31年間、コラム「男性自身」を連載し、都会人の洗練されたタッチで...
りゅう‐きん【劉歆】
[?〜23ころ]中国、前漢の学者。字(あざな)は子駿(ししゅん)。父劉向(りゅうきょう)の業を継いで、書籍目録の「七略」を完成。「春秋左氏伝」「周礼(しゅらい)」などを研究し、古文経学派の祖と称...