デュアメル【Georges Duhamel】
[1884〜1966]フランスの小説家。外科医として第一次大戦に従軍。近代文明を批判し、人道主義的作品を書いた。作「文明」「サラバンの生涯と冒険」「パスキエ家の記録」など。
デュクロ【Jacques Duclos】
[1896〜1975]フランスの政治家。共産党指導者。第一次大戦後、共産党創立と同時に入党。第二次大戦中は対独レジスタンス運動を組織した。
といた‐やすじ【戸板康二】
[1915〜1993]演劇評論家・小説家。東京の生まれ。歌舞伎評論の第一人者として活躍した後、江戸川乱歩の勧めにより推理小説家となる。「団十郎切腹事件」で直木賞受賞。他に「グリーン車の子供」「車...
ドス‐パソス【John Roderigo Dos Passos】
[1896〜1970]米国の小説家。第一次大戦の体験を描いた「三人の兵士」で注目され、米国社会を批判的に描く作品を発表し続けた。作「USA」三部作など。
ドプチェク【Alexander Dubček】
[1921〜1992]チェコスロバキアの政治家。1968年チェコスロバキア共産党の第一書記となり、「プラハの春」として知られる改革を推進したが、ソ連の武力介入によって翌年辞任、政界から抹殺された...
ドボルザーク【Antonín Dvořák】
[1841〜1904]チェコの作曲家。民族舞曲やボヘミアの題材を取り入れたチェコ民族音楽の第一人者。作品に、交響曲「新世界より」、ピアノ三重奏曲「ドゥムキー」など。
ドリュ‐ラ‐ロシェル【Pierre Drieu La Rochelle】
[1893〜1945]フランスの小説家。第一次大戦後の青年の不安と絶望を描いた代表的作家。第二次大戦中はナチスに協力し、戦後自殺した。小説「ゆらめく炎」「ジル」など。
ながた‐てつざん【永田鉄山】
[1884〜1935]陸軍軍人。長野の生まれ。第一次大戦後、国家総力戦体制を推進。統制派の中心人物。軍務局長のとき皇道派の相沢三郎中佐に斬殺された。→相沢事件
ナッシュ【Paul Nash】
[1889〜1946]英国の画家。第一次大戦に従軍して、戦争のなかで荒廃した自然を描く。戦争後は英国のシュールレアリスム運動を推進、幻想的な風景画や静物画を描いた。作「月下の柱」など。
ナンセン【Fridtjof Nansen】
[1861〜1930]ノルウェーの探検家・政治家。北極をフラム号で探検し、1895年、北緯86度14分の地点まで到達、北極地方が海洋であることを立証。第一次大戦後は難民救助などに活躍し、1922...