おおこうち‐かずお【大河内一男】
[1905〜1984]経済学者。東京の生まれ。河合栄治郎に社会政策学を学び、社会政策を科学の領域まで高めた。昭和38年(1963)から東大総長。同43年、大学紛争の責任をとって辞任。「太った豚よ...
おおむら‐すみただ【大村純忠】
[1533〜1587]戦国時代の武将。日本初のキリシタン大名。洗礼名バルトロメヨ。南蛮貿易中心の外交政策を行い、大友・有馬氏とともにローマ教皇に少年使節を派遣。→天正遣欧使節
オルコック【Sir Rutherford Alcock】
[1809〜1897]英国の外交官。中国滞在ののち、安政6年(1859)駐日総領事として赴任、のち公使。通商の拡大を目ざして強硬な政策を推進したが、下関砲撃事件後、本国に召還された。著「大君の都」。
キム‐デジュン【金大中】
[1924〜2009]韓国の第15代大統領。全羅南道出身。野党政治家として朴正熙大統領と対立し、1973年東京で韓国情報機関に拉致される(金大中事件)。1980年には同氏の逮捕をきっかけに起きた...
キリノ【Elpidio Quirino】
[1890〜1956]フィリピンの政治家。第二次大戦中は抗日運動を指導し、独立後は副大統領、次いで大統領に就任。外交面では反共・親米政策をとった。
ギゾー【François Pierre Guillaume Guizot】
[1787〜1874]フランスの歴史家・政治家。研究生活から政界に入り、内相・首相をつとめたが、反動策をとって1848年二月革命を招き、イギリスに亡命。著「イギリス革命史」「ヨーロッパ文明史」など。
くぜ‐ひろちか【久世広周】
[1819〜1864]幕末の老中。下総(しもうさ)国関宿藩主。安政の大獄で井伊直弼と対立。井伊の死後、安藤信正とともに公武合体政策を推進し、和宮(かずのみや)降嫁を実現。
クリューガー【Stephanus Johannes Paulus Krüger】
[1825〜1904]南アフリカのボーア人政治家。トランスバール共和国最後の大統領。在任1883〜1899。英国の併合政策に抵抗して南ア戦争を起こしたが敗れ、スイスに亡命。
グルー【Joseph Clark Grew】
[1880〜1965]米国の外交官。1932〜1941年駐日大使。太平洋戦争開戦まで日米の戦争回避に努力。国務省の親日派として戦後の対日政策立案に尽くした。著「滞日十年」など。
ケインズ【John Maynard Keynes】
[1883〜1946]英国の経済学者。有効需要論・乗数理論・流動性選好説を柱とする主著「雇傭・利子および貨幣の一般理論」により、失業と不況の原因を明らかにして完全雇用達成の理論を提示し、のちにケ...