フラバル【Bohumil Hrabal】
[1914〜1997]チェコの小説家。ブルノ生まれ。共産党政権下で検閲に抗しながら、次々と問題作を書いたことで知られる。代表作「厳重に監視された列車」「私は英国王に給仕した」「あまりにも騒がしい...
フレーブニコフ【Velimir Khlebnikov】
[1885〜1922]ロシア・ソ連の詩人。ロシア未来派の創設者・指導者。先端的な言語実験を行い、ネオロジズムやザーウミ(意味を超えた言語)を駆使した作品を書いた。代表作、詩「笑いの呪文」「鶴」、...
プラーツ【Mario Praz】
[1896〜1982]イタリアの英文学者・文筆家。美術と文学に関する収集家としても有名。代表作は「肉体と死と悪魔—ロマンティック・アゴニー」。他に「蛇との契約」など。
プロペルティウス【Sextus Propertius】
前1世紀ごろのローマの詩人。エレゲイアの完成者で、ラテン恋愛叙情詩人の代表者の一人。「詩集」4巻の中心をなす、キュンティアという女性への恋と失恋をうたった作品が有名。生没年未詳。
ベロー【Saul Bellow】
[1915〜2005]米国の小説家。カナダ生まれ。ユダヤ系。現代米国文学を代表する小説家の一人。1976年ノーベル文学賞受賞。小説「宙ぶらりんの男」「その日をつかめ」「ハーツォグ」など。
ベールイ【Andrey Belïy】
[1880〜1934]ロシア・ソ連の詩人・小説家。本名ボリス=ニコラエビチ=ブガーエフ(Boris Nikokaevich Bugaev)。ロシア象徴派の代表者の一人。音楽の技法を取り入れた散文...
ペソア【Fernando Pessoa】
[1888〜1935]ポルトガルの詩人・評論家。本名のほか、アルベルト=カエイロ、リカルド=レイス、アルバロ=デ=カンポスという三つの筆名をもち、それぞれ異なる作風の詩を発表した。
ペレス‐ガルドス【Benito Pérez Galdōs】
[1843〜1920]スペインの小説家。19世紀スペイン写実主義の代表者の一人。共和派代議士として専制政治に対抗したことでも知られる。著作に、19世紀のスペイン史を描いた歴史小説「国民挿話」など...
ホルベア【Ludvig Holberg】
[1684〜1754]デンマーク・ノルウェーの小説家・歴史家。ノルウェーで生まれ、おもにデンマークで活躍した。北欧啓蒙主義の代表者の一人で、北欧のモリエールと称された。大学では歴史やラテン語など...
ボンヌフォワ【Yves Bonnefoy】
[1923〜2016]フランスの詩人。第二次大戦後のフランス現代詩を代表する一人。シュールレアリスムの影響を受けて詩作を始め、重層的な作品を残した。詩集「ドゥーブの動と不動について」、詩論集「あ...