きしだ‐えりこ【岸田衿子】
[1929〜2011]詩人・童話作家。東京の生まれ。国士(くにお)の子。茨木のり子らの詩誌「櫂(かい)」に参加し、詩集「ソナチネの木」などを発表。のちに「ジオジオのかんむり」「かばくん」など絵本...
ボンヌフォワ【Yves Bonnefoy】
[1923〜2016]フランスの詩人。第二次大戦後のフランス現代詩を代表する一人。シュールレアリスムの影響を受けて詩作を始め、重層的な作品を残した。詩集「ドゥーブの動と不動について」、詩論集「あ...
ミケランジェロ【Michelangelo Buonarroti】
[1475〜1564]イタリアの彫刻家・画家・建築家・詩人。レオナルド=ダ=ビンチと並ぶルネサンスの巨匠。彫刻に「ピエタ」「ダビデ」「モーセ」など、絵画にシスティナ礼拝堂の天井画「創世記」および...
ユウェナリス【Decimus Junius Juvenalis】
[60ころ〜130ころ]ローマの風刺詩人。退廃したローマ社会の偽善や愚行を痛烈に批判した「風刺詩集」がある。
ユン‐ドンジュ【尹東柱】
[1917〜1945]朝鮮の詩人。日本に留学中の1943年に独立運動容疑で逮捕され、獄死した。日本の併合下にあった民族の悲哀を叙情詩にうたった、詩集「空と風と星と詩」がある。
ラシュディ【Salman Rushdie】
[1947〜 ]英国の小説家。インド生まれ。インドの混沌を、虚構と現実を織り交ぜるマジックリアリズムの手法によって描く。1988年刊の「悪魔の詩(うた)」でムハンマドを冒涜(ぼうとく)したとして...
り‐ぼうよう【李夢陽】
[1472〜1529]中国、明代の詩人。慶陽(甘粛省)の人。字(あざな)は献吉(けんきつ)。号、空同(くうどう)。復古説を提唱し、秦漢の文と盛唐の詩を範とすべしと主張。古詩に優れた作が多い。前七...
りゅう‐そうげん【柳宗元】
[773〜819]中国、中唐期の文人。河東(山西省)の人。字(あざな)は子厚。唐宋八家の一人。礼部員外郎となったが失脚、柳州に左遷されたまま死亡。韓愈(かんゆ)とともに古文復興を唱え、田園詩に優...
ルカヌス【Marcus Annaeus Lucanus】
[39〜65]ローマの詩人。スペイン生まれ。ストア派哲学者セネカの甥。皇帝ネロに愛されたが、のち背いて暗殺に加担し、死を命ぜられた。未完の叙事詩「内乱(パルサリア)」10巻がある。
ワイエス【Andrew Wyeth】
[1917〜2009]米国の画家。古典的技法を駆使して、地方の自然や人々を、詩情豊かに郷愁あふれる表現で描いた。作「クリスティーナの世界」など。