あめやま‐みのる【飴山実】
[1926〜2000]俳人・化学者。石川の生まれ。微生物学者として酢酸菌の研究に業績を残す。俳人としては、俳誌「風」同人を経て無所属で活動。句集に「おりいぶ」「花浴び」など。
ウィルシュテッター【Richard Willstätter】
[1872〜1942]ドイツの化学者。晩年にナチスに抗議してスイスへ亡命。クロロフィルの結晶を得ることに成功。1915年、ノーベル化学賞受賞。共著「クロロフィルの研究」「炭酸同化作用の研究」。
うつのみや‐さぶろう【宇都宮三郎】
[1834〜1902]明治初期の化学技術者。尾張の人。日本ではじめてセメント製造に成功。炭酸ソーダや耐火れんがの製造、醸造法改良なども指導。
えがみ‐ふじお【江上不二夫】
[1906〜1982]生化学者。東京の生まれ。東大教授。核酸の構造・機能を研究し、日本における分子生物学を育てた。有機化学の分野でも業績があり、国際生命の起源学会会長などを務めた。著「生化学」「...
オストワルト【Friedrich Wilhelm Ostwald】
[1853〜1932]ドイツの物理化学者。酸と塩基の化学親和力、反応速度論と触媒の作用などを研究。1909年、ノーベル化学賞受賞。著「化学の学校」など。
オチョア【Severo Ochoa】
[1905〜1993]米国の生化学者。スペイン生まれ。酸化・合成・エネルギー転移の酵素を研究。RNA(リボ核酸)の生体外での合成に成功し、1959年、ノーベル生理学医学賞を受賞。
カピッツァ【Pyotr Leonidovich Kapitsa】
[1894〜1984]ソ連の物理学者。英国に留学し、E=ラザフォードに師事。液体ヘリウムⅡの超流動を発見、ヘリウムや酸素の液化装置を開発し、極低温を研究した。1978年、ノーベル物理学賞受賞。
シング【Richard Laurence Millington Synge】
[1914〜1994]英国の生化学者。分配クロマトグラフィー法とペーパークロマトグラフィー法を考案し、アミノ酸分析の基礎を築いた。1952年、A=P=マーティンとともにノーベル化学賞受賞。
ジオーク【William Francis Giauque】
[1895〜1982]米国の物理化学者。絶対零度に近い極低温を得るための断熱消磁法を発明し、極低温下の原子の運動を研究した。また酸素の同位体を発見。1949年、ノーベル化学賞受賞。
セント‐ジェルジ【Albert Szent-Györgyi】
[1893〜1986]米国の生化学者。ハンガリーの生まれ。ビタミンCを発見しアスコルビン酸と命名。フマル酸が細胞呼吸の触媒として働くことを見いだし、1937年、ノーベル生理学医学賞受賞。また、筋...