あし‐せん【阿私仙】
インドの聖仙。釈迦誕生にあたりその相を見て、出家すれば大慈悲の聖師となり、俗にあれば理想的国王とされる転輪王となると予言した。阿私陀(あしだ)。阿私。
釈迦が前世で法華経を聞くために仕えたと...
あじゃせ【阿闍世】
《(梵)Ajātaśatruの音写》前5世紀ごろのインドのマガダ国王。父の頻婆娑羅(びんばしゃら)王を殺して王位に就いたが、のち釈迦の教えに従い、仏教教団の保護者になった。アジャータシャトル。
あなりつ【阿那律】
《(梵)Anuruddhaの音写》釈迦(しゃか)の十大弟子の一人。失明と引き換えに天眼(てんげん)を得たことから、天眼第一と称された。
あなんだ【阿難陀】
《(梵)Ānandaの音写》釈迦の十大弟子の一人。師の説法を最も多く聞き、多聞第一とよばれた。記憶力にすぐれ、経典の第一結集(けつじゅう)の際に多くの経説を復唱したという。阿難。
あらら‐せんにん【阿羅邏仙人】
《阿羅邏は、(梵)Ālāra Kālāmaの音写「阿羅邏迦蘭(あららからん)」の略》釈迦が出家して最初に解脱の道を尋ねた人。毘舎離城(びしゃりじょう)の付近に住んでいた仙人。
いだいけ【韋提希】
《(梵)Vaidehīの音写》古代インド、マガダ国王頻婆娑羅(びんばしゃら)の后(きさき)。子の阿闍世(あじゃせ)王に幽閉された時に釈迦に「観無量寿経」を説かれたとされる。韋提希夫人(いだいけぶ...
うでん‐のう【優塡王】
《(梵)Udayanaの音写》古代インド、コーシャンビーの国王。妃の勧めで釈迦に帰依し、初めて仏像を造ったといわれる。
うばり【優波離】
《(梵)Upāliの音写》釈迦の十大弟子の一人。理髪師の出身。戒律に精通しているところから持律第一といわれた。ウパーリ。
おしゃか‐さま【御釈迦様】
釈迦(釈迦牟尼)の敬称。「—でも気がつくまい」
灌仏会(かんぶつえ)のこと。
かしょう【迦葉】
《(梵)Kāśyapaの音写》前5世紀ごろの人。釈迦(しゃか)十大弟子の一人。頭陀(ずだ)第一といわれた。婆羅門(バラモン)の出身で、釈迦の入滅後、教団を指導し、第1回の経典結集(けつじゅう)を...