まんてい‐おうが【万亭応賀】
[1819〜1890]江戸末期・明治初期の戯作者。江戸の生まれ。本名、服部孝三郎。合巻「釈迦八相倭文庫」で戯作界に地位を確立、のち反動的な風刺作品を書いた。
むなかた‐しこう【棟方志功】
[1903〜1975]版画家。青森の生まれ。国際展で重ねて受賞。日本画の大作も多い。文化勲章受章。代表作「二菩薩釈迦十大弟子」など。
むに【牟尼】
《(梵)muniの音写。賢者・聖者の意。寂黙と訳す》 インドで、山林にあって沈黙の行をする人の称。
釈迦(しゃか)の尊称。釈迦牟尼。
もくけんれん【目犍連】
《(梵)Mahāmaudgalyāyanaの音写、「摩訶目犍連」の略》前5世紀ごろのインドの僧。マガダ国のバラモンの出身。釈迦十大弟子の一人となり、神通(じんずう)第一といわれた。餓鬼道に苦しむ...
やしゃ【耶舎】
《(梵)Yaśasの音写》古代インドの波羅奈(はらな)国の富豪の息子。家出し、鹿野苑(ろくやおん)で釈迦に会って出家し、五比丘に次ぐ6番目の弟子となった。探しにきた父母も帰依し、最初の在家信者と...
やしゅだら【耶輸陀羅】
《(梵)Yaśodharāの音写》古代インドの拘利(こうり)族の王の娘で、釈迦の出家前の正妃。羅睺羅(らごら)の母。釈迦が悟りを開いて5年目に、五百人の釈迦族の女性とともに出家したという。ヤショ...
らごら【羅睺羅】
《(梵)Rāhulaの音写》出家以前の釈迦(しゃか)と耶輸陀羅(やしゅだら)との間に生まれた息子。釈迦に従って出家し、十大弟子の一人。よく戒律を守り、密行第一と称された。ラーフラ。