ドリーブ【Léo Delibes】
[1836〜1891]フランスの作曲家。舞台音楽の分野で活躍し、オペラ・バレエ音楽などを多数作曲した。作品に「コッペリア」など。
どんりゅう【呑竜】
[1556〜1623]江戸初期の浄土宗の僧。武蔵の人。上野(こうずけ)太田の大光院を始め各地に寺を開き、また、堕胎の風潮を悲しんで赤子を養育したので、子育て呑竜とよばれた。
なかがみ‐けんじ【中上健次】
[1946〜1992]小説家。和歌山の生まれ。故郷の紀州熊野の風土を背景に、複雑な血縁関係の愛憎に生きる人間を描いた作品を発表。「枯木灘」で芸術選奨新人賞を受賞。他に「岬」「地の果て至上の時」など。
なかじま‐さだお【中島貞夫】
[1934〜2023]映画監督。千葉の生まれ。やくざ映画を代表する監督。代表作「日本の首領(ドン)」シリーズ、「893(やくざ)愚連隊」「狂った野獣」など。
なかの‐しげはる【中野重治】
[1902〜1979]小説家・詩人・評論家。福井の生まれ。日本プロレタリア芸術連盟に参加。第二次大戦後は新日本文学会の中心的人物として活躍。詩集「中野重治詩集」、小説「歌のわかれ」「むらぎも」、...
なかやま‐しんぺい【中山晋平】
[1887〜1952]作曲家。長野の生まれ。多数の歌謡曲・童謡などを作曲、晋平節といわれる独特の様式をつくりあげた。作品に「カチューシャの歌」「ゴンドラの唄」「てるてる坊主」「波浮(はぶ)の港」など。
ながた‐てつざん【永田鉄山】
[1884〜1935]陸軍軍人。長野の生まれ。第一次大戦後、国家総力戦体制を推進。統制派の中心人物。軍務局長のとき皇道派の相沢三郎中佐に斬殺された。→相沢事件
ながた‐ひでお【長田秀雄】
[1885〜1949]詩人・劇作家。東京の生まれ。幹彦の兄。「明星」「スバル」に参加。自由劇場の発足とともに新劇運動に加わり、史劇で新分野を開いた。戯曲「歓楽の鬼」「大仏開眼」など。
なす‐の‐よいち【那須与一】
鎌倉初期の武将。下野(しもつけ)の人。名は宗高。与市・余市とも。源義経に従い、文治元年(1185)屋島の戦いで、平家の扇の的を弓で射落とした話で有名。生没年未詳。
なるしま‐りゅうほく【成島柳北】
[1837〜1884]漢詩人・随筆家・ジャーナリスト。江戸の生まれ。本名、惟弘(これひろ)。幕臣として騎兵奉行・外国奉行などを歴任。維新後欧米を外遊し、明治7年(1874)朝野新聞社長となり、文...