なんぶ‐よういちろう【南部陽一郎】
[1921〜2015]物理学者。東京の生まれ。昭和36年(1961)、自発的対称性の破れのしくみを発見。素粒子物理学の基礎を築き、量子色力学の分野でも業績を残した。昭和53年(1978)、文化勲...
にし‐あまね【西周】
[1829〜1897]哲学者・啓蒙思想家。石見(いわみ)の人。津和野藩医の子。オランダに留学、帰国して、開成所教授。森有礼らと明六社を結成し、西洋哲学の紹介、啓蒙思想の普及に努めた。著「百一新論...
にしお‐みのる【西尾実】
[1889〜1979]国文学者・国語教育学者。長野の生まれ。国立国語研究所初代所長。中世文学の研究のほか、国語教育にも貢献した。著「中世的なものとその展開」など。
にしかわ‐すけのぶ【西川祐信】
[1671〜1750]江戸中期の浮世絵師。京都の人。号、自得叟・文華堂など。西川派の祖。初め狩野派を学び、さらに大和絵画法を会得し、折衷した画風を確立。肉筆美人画を得意とした。また、絵本作家とし...
にった‐じろう【新田次郎】
[1912〜1980]小説家。長野の生まれ。本名、藤原寛人(ひろと)。気象台勤務の経験を生かした山岳小説で人気を集め、昭和を代表する作家となる。また歴史小説の大作でも知られる。「強力伝(ごうりき...
にった‐よしさだ【新田義貞】
[1301〜1338]鎌倉末期・南北朝時代の武将。上野の人。元弘3=正慶2年(1333)鎌倉幕府を滅ぼし、建武政権から重用されたが、のち、足利尊氏と対立。兵庫で楠木正成(くすのきまさしげ)ととも...
にんがい【仁海】
[951〜1046]平安中期の真言宗の僧。和泉(いずみ)の人。小野流の始祖。通称、小野僧正・雨僧正。高野山で修行し、京都醍醐寺の元杲(げんごう)に師事、小野に曼荼羅(まんだら)寺(のちの随心院)...
にんせい【仁清】
⇒野々村仁清(ののむらにんせい)
のがみ‐とよいちろう【野上豊一郎】
[1883〜1950]英文学者・能楽研究家。大分の生まれ。号、臼川(きゅうせん)。弥生子の夫。夏目漱石の門下。能の研究に新分野を開き、また、その海外紹介に努めた。著「能」「能の再生」など。
のむら‐よしたろう【野村芳太郎】
[1919〜2005]映画監督・製作者。京都の生まれ。映画監督野村芳亭の長男。「張込み」「影の車」「砂の器」など、松本清張の小説を映画化し、評価を得る。製作者としては、山田洋次監督「キネマの天地...