こ‐ようほう【胡耀邦】
[1915〜1989]中国の政治家。湖南省出身。1930年共産主義青年団に加盟、1933年中国共産党員となる。毛沢東の死後、1977年に鄧小平が復活すると同時に党中央委員。党の要職を歴任後、19...
さいとう‐げっしん【斎藤月岑】
[1804〜1878]江戸末期の文人。江戸神田の名主。名は幸成(ゆきなり)。通称、市左衛門。和漢の学に通じ、祖父の撰、父の補修による「江戸名所図会」を刊行。著「武江年表」「東都歳事記」「声曲類纂...
さい‐よ【宰予】
中国、春秋時代の魯の人。孔門の十哲の一人。字(あざな)は子我。昼寝を孔子に戒められた話が有名。生没年未詳。
さかい‐ただきよ【酒井忠清】
[1624〜1681]江戸前期の幕臣。老中・大老。上野(こうずけ)厩橋(うまやばし)城主。4代将軍家綱を補佐して権勢を振るい、その屋敷が大手門下馬札の前にあったので下馬将軍と称された。
さかいだ‐かきえもん【酒井田柿右衛門】
[1596〜1666]江戸初期の陶工。肥前国有田の人。中国の上絵付けの技法を学び、日本で初めて赤絵の焼成に成功、国内外に大きな影響を与えた。子孫代々柿右衛門を名乗り、その作品をも柿右衛門という。
さかきばら‐こうしゅう【榊原篁洲】
[1656〜1706]江戸中期の儒学者。和泉(いずみ)の人。名は玄輔。木下順庵門下で、紀州徳川家の儒官となる。中国歴代の制度、特に明の法制を究めた。著「大明律例諺解」「易学啓蒙諺解大成」など。
さかた‐とうじゅうろう【坂田藤十郎】
歌舞伎俳優。 (初世)[1647〜1709]京都の人。元禄期(1688〜1704)を代表する上方の名優。和事の祖とされる。上方歌舞伎の基礎を築き、作者に近松門左衛門を得て数々の名作を残した。 ...
さがのや‐おむろ【嵯峨の屋お室】
[1863〜1947]小説家・詩人。江戸の生まれ。本名、矢崎鎮四郎。坪内逍遥の門下。小説「初恋」「くされ玉子」などのほか、ロシア文学の翻訳も発表。
さがら‐そうぞう【相楽総三】
[1839〜1868]幕末の志士。本名、小島四郎左衛門将満。戊辰(ぼしん)戦争で官軍先鋒隊の赤報隊を組織して東山道を進軍したが、偽官軍とされ信濃下諏訪で処刑された。
さくま‐しょうざん【佐久間象山】
[1811〜1864]江戸末期の学者。信濃松代藩士。名は啓(ひらき)。初め朱子学を、のちに蘭学を修め、西欧の科学技術の摂取による国力の充実を主張したが、京都で攘夷派に暗殺された。門下に勝海舟・吉...