フェルメール【Jan Vermeer van Delft】
[1632〜1675]オランダの画家。精妙な光と材質感の表現にすぐれ、静謐(せいひつ)な室内画を残した。代表作「画家のアトリエ」「青いターバンの少女(真珠の耳飾りの少女)」など。
フェレイラ【Christovão Ferreira】
[1580〜1650]ポルトガルのイエズス会宣教師。日本名、沢野忠庵。慶長14年(1609)ごろ来日し、上方を中心に布教。迫害にあって棄教。宗門改めに協力。蘭学発展の基礎を築いた。著「顕偽録」「...
フェート【Afanasiy Afanas'evich Fet】
[1820〜1892]ロシアの詩人。芸術至上主義を掲げ、自然の一瞬の美をとらえた作品を残した。詩集「夕べの灯」、回想記「わが回想」、ショーペンハウアーの「意志と表象としての世界」の翻訳がある。
フライリヒラート【Hermann Ferdinand Freiligrath】
[1810〜1876]ドイツの詩人。ロマン主義から出発、のち政治詩を発表。詩集「現代政治社会詩集」。
フランツ【Franz】
(2世)[1768〜1835]神聖ローマ帝国最後の皇帝。在位1792〜1806。フランス革命からナポレオン戦争にわたる激動の時代に在位。オーストリア皇帝(フランツ1世、在位1804〜1835)...
ブゾーニ【Ferruccio Benvenuto Busoni】
[1866〜1924]イタリアのピアノ奏者・作曲家。過去のピアノ曲の校訂や、バッハの作品のピアノ編曲で知られる。
ブラウン【Karl Ferdinand Braun】
[1850〜1918]ドイツの物理学者。ブラウン管の発明や、無線通信技術などに業績がある。1909年、G=マルコーニとともにノーベル物理学賞受賞。
ブリュンティエール【Ferdinand Brunetière】
[1849〜1906]フランスの文芸批評家。進化論を文学史の研究に適用。著「文学史におけるジャンルの進化」。
ブローデル【Fernand Braudel】
[1902〜1985]フランスの歴史学者。コレージュ‐ド‐フランス教授。フェーブルの後継者としてアナール学派の中心的存在となる。歴史的時間の重層性に注目し、時間の流れの構造を分析した。主著「フェ...
ペソア【Fernando Pessoa】
[1888〜1935]ポルトガルの詩人・評論家。本名のほか、アルベルト=カエイロ、リカルド=レイス、アルバロ=デ=カンポスという三つの筆名をもち、それぞれ異なる作風の詩を発表した。