カラス【Maria Callas】
[1923〜1977]米国生まれのギリシャ系ソプラノ歌手。イタリアオペラを中心に活躍し、多彩な声質と深い演技力で世紀のプリマドンナと称された。
キュリー【Curie】
(Pierre 〜)[1859〜1906]フランスの物理学者。磁性体を研究し、キュリーの法則・キュリー温度を発見。次いで妻マリーとともに、ラジウム・ポロニウムを発見し、1903年ノーベル物理学...
セビニェ【Marie de Rabutin-Chantal, marquise de Sévigné】
[1626〜1696]フランスの女流作家。通称、セビニェ夫人。夫は侯爵で、若くして未亡人となったが、結婚した娘にあてて書いた1500通に及ぶ手紙は、書簡文学の傑作とされる。
バルガス‐リョサ【Mario Vargas Llosa】
[1936〜 ]ペルーの小説家。ブルジョア世界の悪を鋭くあばく多くの作品を発表し、ラテンアメリカ文学の人気を高めた。1990年にはペルーの大統領選に出馬したが、フジモリに敗れた。2010年、ノー...
プラーツ【Mario Praz】
[1896〜1982]イタリアの英文学者・文筆家。美術と文学に関する収集家としても有名。代表作は「肉体と死と悪魔—ロマンティック・アゴニー」。他に「蛇との契約」など。
マリウス【Gaius Marius】
[前157ころ〜前86]古代ローマの軍人・政治家。騎士身分から執政官となり、私兵をもってユグルタ戦争を平定。民衆派の首領として、閥族派のスラと対立した。
マリク‐シャー【Malik Shāh】
[1054〜1092]セルジューク朝第3代のスルターン。在位1072〜1092。ニザール=アル=ムルクを宰相に登用して政治を安定させ、西アジア全域を支配、セルジューク朝の全盛期を現出した。
マリケン【Robert Sanderson Mulliken】
[1896〜1986]米国の物理化学者。分子中の電子の状態を研究し、分子軌道法を創始した。また、電荷移動錯体の概念を提唱した。1966年ノーベル化学賞受賞。
マリタン【Jacques Maritain】
[1882〜1973]フランスの哲学者。初めベルクソンの「生の哲学」に傾倒、カトリック入信後はネオ‐トミズムの立場から近代思想を批判、実存主義的ヒューマニズムを提唱した。著「認識の諸段階」「キリ...
マリー‐アントワネット【Marie-Antoinette】
[1755〜1793]フランス王ルイ16世の妃。マリア=テレジアの四女。浪費癖と無思慮な行動で民衆の反感を買い、フランス革命の際、国外逃亡を企てたが失敗し、革命の敵として処刑された。