やまもと‐さつお【山本薩夫】
[1910〜1983]映画監督。鹿児島の生まれ。成瀬巳喜男に師事。社会派として知られる。代表作「真空地帯」「白い巨塔」「戦争と人間」「華麗なる一族」など。
やまもと‐さねひこ【山本実彦】
[1885〜1952]出版事業家・政治家。鹿児島の生まれ。新聞記者を経て、総合雑誌「改造」を創刊。昭和初年「現代日本文学全集」を刊行し、円本(えんぽん)時代をつくる。衆議院議員。
やまもと‐しゅうごろう【山本周五郎】
[1903〜1967]小説家。山梨の生まれ。本名、清水三十六(しみずさとむ)。「日本婦道記」で直木賞に選ばれたが辞退。封建武士や庶民の心理・哀歓を掘り下げて描く。作「樅(もみ)ノ木は残った」「青...
やまもと‐せんじ【山本宣治】
[1889〜1929]生物学者・政治家。京都の生まれ。東大卒。サンガー夫人来日を機に産児制限運動に従事、以後、社会主義運動に近づき、第1回普通選挙で労働農民党から出馬し、当選。治安維持法の改悪に...
やまもと‐ただし【山本正】
[1936〜2012]東京の生まれ。日本国際交流センター理事長。昭和42年(1967)から、日米の有識者による政策対話「下田会議」を開催。昭和45年(1970)には日本国際交流センターを設立し、...
やまもと‐たつお【山本達雄】
[1856〜1947]実業家・政治家。豊後(ぶんご)の人。川田小一郎に招かれ日本銀行に入行。金本位制度実施などに尽力し、のち総裁に就任。退任後は大蔵大臣・農商務大臣・内務大臣などを歴任した。
やまもと‐ちょうごろう【山本長五郎】
清水次郎長(しみずのじろちょう)の本名。
やまもと‐ふみお【山本文緒】
[1962〜2021]小説家。神奈川の生まれ。ジュニア小説を中心に執筆活動に入るが、その後一般文芸に転向。割り切れない人間の心理を巧みに描く恋愛小説を意欲的に発表する。「プラナリア」で直木賞受賞...
やまもと‐ほうすい【山本芳翠】
[1850〜1906]洋画家。美濃の人。本名、為之助。五姓田(ごせだ)芳柳に学び、のち洋画に転じて渡仏。帰国して生巧館画塾を開く。明治美術会・白馬会の創立に参加。門下に藤島武二らがいる。代表作に...
やまもと‐ほくざん【山本北山】
[1752〜1812]江戸後期の儒学者。江戸の人。名は信有。初め古文辞学を修めたが、のち井上金峨に師事し、折衷学を提唱。経学(けいがく)・詩文にもすぐれた。著「孝経集説」「作詩志彀(さくししこう...