くれ‐しげいち【呉茂一】
[1897〜1977]西洋古典文学者。東京の生まれ。秀三の長男。東大・名古屋大教授。ギリシャ神話の研究に力を注ぎ、邦訳多数。「イリアス」の翻訳で読売文学賞、ギリシャ叙情詩の訳詩集「花冠」で日本翻...
くろかわ‐としお【黒川利雄】
[1897〜1988]医学者。北海道の生まれ。東北大学学長。癌(がん)研究会付属病院長。胃癌の早期発見に力をつくし、集団検診を創始。昭和43年(1968)文化勲章受章。
クロビス‐いっせい【クロビス一世】
《Clovis Ⅰ》[465ころ〜511]フランク王。在位481〜511。メロビング朝の開祖。ローマ総督を破って建国。カトリックに改宗、ローマ‐カトリック教会と協力して国家統一の基礎を築き、50...
グレゴリウス【Gregorius】
ローマ教皇16人の名。グレゴリー。グレゴリオ。 (1世)[540ころ〜604]在位590〜604。伝道を強化し、諸民族の改宗などを行い、教皇権の政治的地位を確立。グレゴリオ聖歌の集大成を行った...
コリオリ【Gaspard Gustave de Coriolis】
[1792〜1843]フランスの物理学者・工学者。力学理論を機械の運動に応用し、仕事という概念を提唱。回転座標系で現れるコリオリの力を発見。著「機械の効果の計算について」など。
コンドル【Josiah Conder】
[1852〜1920]英国の建築家。明治10年(1877)来日。鹿鳴館・ニコライ堂などを設計し、西洋建築の導入に尽力した。コンダー。
しもた‐せいじ【霜多正次】
[1913〜2003]小説家。沖縄の生まれ。旧姓、島袋。自らの戦争体験と戦中戦後の沖縄の実態を描く。日本民主主義文学同盟設立に尽力。作品に「沖縄島」「明けもどろ」「南の風」など。
しもむら‐かいなん【下村海南】
[1875〜1957]政治家・ジャーナリスト。和歌山の生まれ。本名、宏。新聞記者として活躍後、貴族院議員となり、昭和20年(1945)鈴木内閣の国務相兼情報局総裁として、終戦の実現に努力した。著...
シモンズ【Arthur William Symons】
[1865〜1945]英国の詩人・批評家。イギリス象徴派の代表者。フランス象徴主義の紹介に尽力。詩集「昼と夜」、評論「文学における象徴主義運動」など。
シュトレーゼマン【Gustav Stresemann】
[1878〜1929]ドイツの政治家。第一次大戦後ドイツ人民党を結成。1923年、首相となって通貨安定・経済再建に尽力。その後は歴代内閣の外相として協調外交を推進し、ロカルノ条約締結・国際連盟加...