おおむら‐さとし【大村智】
[1935〜 ]化学者。薬学者。山梨の生まれ。微生物から発見した新物質によって、多くの医薬・農薬・生化学研究用試薬の実用化に寄与。このうち、エバーメクチンをもとに開発された、抗寄生虫薬のイベルメ...
ハラタマ【Koenraad Wouter Gratama】
[1831〜1888]オランダの化学者・医学者。1866年(慶応2)招かれて来日し、長崎養生所付属の分析窮理所、江戸開成所、大阪舎密(せいみ)局で組織的に近代化学を教えた。1871年(明治4)帰国。
バイヤー【Johann Friedrich Wilhelm Adolf von Baeyer】
[1835〜1917]ドイツの化学者。有機化合物の構造を研究、合成法を開拓し、インジゴをはじめ多くの合成染料を作り出した。1905年ノーベル化学賞受賞。
フィッシャー【Emil Fischer】
[1852〜1919]ドイツの化学者。生体を構成する物質について研究し、尿酸などのプリン体、糖類の合成やたんぱく質からのアミノ酸の分離など、広い分野にわたる業績がある。1902年ノーベル化学賞受賞。
ブラック【Joseph Black】
[1728〜1799]英国の化学者。フランスの生まれ。普通の空気と異なる気体として二酸化炭素を初めて区別し、化学反応を定量的に明らかにした。また熱現象を研究し、潜熱・比熱を発見。
ブルクハルト【Jakob Burckhardt】
[1818〜1897]スイスの歴史家・文化史家。ルネサンス文化の研究によって近代美術史学・文化史学の基礎を築いた。著「イタリア‐ルネサンスの文化」「世界史的考察」など。
ブーテナント【Adolf Friedrich Johann Butenandt】
[1903〜1995]ドイツの生化学者。女性ホルモンのエストロン、男性ホルモンのアンドロステロンの結晶単離、黄体ホルモンのプロゲステロンの結晶化などに成功。1939年、ルジチカとともにノーベル化...
プリーストリー【Joseph Priestley】
[1733〜1804]英国の神学者・化学者。気体を研究し、1774年に酸素を発見し、近代化学への道を開いたが、終生フロギストン説の立場をとった。酸化窒素・アンモニア・塩化水素・二酸化硫黄なども発見。
ベルツェリウス【Jöns Jacob Berzelius】
[1779〜1848]スウェーデンの化学者。元素の化学記号を用いる表示法を提唱。また、化合物の電気的二元論を唱えた。ベリセーリウス。
リビー【Willard Frank Libby】
[1908〜1980]米国の化学者。炭素14を用いた放射性炭素年代測定法や、トリチウムによる年代決定法を考案し、考古学・地質学などの発展に寄与した。1960年ノーベル化学賞受賞。