すずき‐あきら【鈴木章】
[1930〜 ]化学者。北海道の生まれ。有機化合物の合成で、根岸英一が開発した根岸カップリング反応に改良を加え、ホウ素を用いる鈴木カップリング反応を開発した。平成22年(2010)、ヘック・根岸...
ナッタ【Giulio Natta】
[1903〜1979]イタリアの化学者。合成繊維ポリプロピレンの合成に成功したほか、合成ゴムの製法を発明した。1963年、ツィーグラーとともにノーベル化学賞受賞。
ねぎし‐えいいち【根岸英一】
[1935〜2021]化学者。満州の生まれ。有機化合物の合成で、リチャード=ヘックが確立したヘック反応をクロスカップリング反応に応用した根岸カップリングを開発した。平成22年(2010)、ヘック...
ハーン【Otto Hahn】
[1879〜1968]ドイツの化学者。放射性トリウム・アクチニウムなどを発見し、1938年、F=シュトラスマンと中性子によるウランの核分裂を発見。1944年ノーベル化学賞受賞。
プリゴジン【Ilya Prigogine】
[1917〜2003]ベルギーの物理学者・化学者。ロシアの生まれ。非平衡熱力学、統計力学の分野で業績を残した。1977年ノーベル化学賞受賞。著「散逸構造」「混沌からの秩序」「存在から発展へ」など...
ペルツ【Max Ferdinand Perutz】
[1914〜2002]英国の生化学者。オーストリア生まれ。X線回折によってヘモグロビンの三次元構造を明らかにした。1962年ノーベル化学賞受賞。
ホジキン【Dorothy Mary Crowfoot Hodgkin】
[1910〜1994]英国の化学者。エジプトの生まれ。X線回折法により、ペニシリン・インスリンなどの結晶たんぱく質の分子構造を解明した。1964年ノーベル化学賞受賞。
メンデレーエフ【Dmitriy Ivanovich Mendeleev】
[1834〜1907]ロシアの化学者。1869年に元素の周期律を発見。既知の元素の原子量を訂正、未発見の元素の存在と性質を予告。また、ロシア産業の発展のために多方面で尽力。著「化学の原理」。
ラムゼー【William Ramsay】
[1852〜1916]英国の化学者。アルゴン・ヘリウムやネオンなどの希ガス族元素を発見。また、ラジウムからのヘリウムの放出を確認し、放射性元素崩壊説を出した。1904年ノーベル化学賞受賞。
ルイス【Gilbert Newton Lewis】
[1875〜1946]米国の物理化学者。活動度の概念を導入して、実在溶液を熱力学的に論じる基礎を確立。また、立方体の八つのすみに電子が入る原子模型を提唱し、電子対による化学結合論を展開した。