うたがわ‐くによし【歌川国芳】
[1798〜1861]江戸後期の浮世絵師。江戸の人。通称、孫三郎。号、一勇斎など。初世歌川豊国に学び、特に勇壮な武者絵で名声を得た。洋風の風景画や風刺画にもすぐれた。
おざき‐こうよう【尾崎紅葉】
[1868〜1903]小説家。東京の生まれ。本名、徳太郎。別号、十千万堂(とちまんどう)など。山田美妙らと硯友社を興し、「我楽多文庫(がらくたぶんこ)」を発刊。泉鏡花・徳田秋声など多くの門人を世...
オリビエ【Laurence Olivier】
[1907〜1989]英国の俳優・演出家。シェークスピア劇で名声を得た。映画「ハムレット」「リチャード三世」などを主演・監督。
カルーソー【Enrico Caruso】
[1873〜1921]イタリアのオペラ歌手。テノールの幅広い声量、表情豊かな演技で、20世紀初頭のオペラ黄金時代を築いた。
かんぜ‐さこん【観世左近】
能楽のシテ方観世流宗家の代々の名。7世元忠より24世元滋(もとしげ)までのうち、10人が名のる。特に元滋は、その容貌(ようぼう)・美声で人気を博し、明治・大正・昭和の同流隆盛をもたらした。
かんぜ‐もとしげ【観世元重】
[1398〜1467]室町前期の能役者。観世流3世(実は4世)。世阿弥の弟の子。法名、音阿弥(おんあみ)。足利義教・義政の保護をうけ、観世宗家として名声を得た。
ケプラー【Johannes Kepler】
[1571〜1630]ドイツの天文学者。ティコ=ブラーエの学を継ぎ、火星の公転軌道を決定。またケプラーの法則の確立、ケプラー式望遠鏡の考案、天体表「ルドルフ表」の編集を通じて、近代天文学の先駆者...
さいとう‐げっしん【斎藤月岑】
[1804〜1878]江戸末期の文人。江戸神田の名主。名は幸成(ゆきなり)。通称、市左衛門。和漢の学に通じ、祖父の撰、父の補修による「江戸名所図会」を刊行。著「武江年表」「東都歳事記」「声曲類纂...
さつま‐じょううん【薩摩浄雲】
[1595〜1672]江戸前期の古浄瑠璃の太夫。初世。山城または和泉の人。通称、虎屋次郎右衛門。別名、薩摩太夫など。剃髪して浄雲と号した。沢住検校(さわずみけんぎょう)に師事。江戸に下り操り芝居...
さとう‐ぎりょう【佐藤義亮】
[1878〜1951]出版人。秋田の生まれ。明治29年(1896)新声社を設立、雑誌「新声」を刊行するも破綻(はたん)。明治37年(1904)に新潮社を創立し、文芸雑誌「新潮」を創刊。文芸出版社...