にんこう‐てんのう【仁孝天皇】
[1800〜1846]第120代天皇。在位1817〜1846。光格天皇の第6皇子。名は恵仁(あやひと)。父天皇の遺志を継いで、堂上子弟のために学舎(のちの学習院)建設を命じた。
にんとく‐てんのう【仁徳天皇】
記紀で、第16代の天皇。応神天皇の第4皇子。名は大鷦鷯尊(おおさざきのみこと)。租税を免除し、茨田(まんだ)の堤を築造するなどの仁政を行ったという。「宋書」などにみえる倭の五王の讃または珍に比定...
にんみょう‐てんのう【仁明天皇】
[810〜850]第54代天皇。在位833〜850。嵯峨天皇の第2皇子。名は正良(まさら)。深草帝とも称する。在位中に令義解(りょうのぎげ)の施行、日本後紀の編集などが行われた。
はつくにしらす‐すめらみこと【始馭天下之天皇/御肇国天皇】
《最初に国土を統治した天皇の意》第1代の神武天皇(始馭天下之天皇)、または第10代の崇神天皇(御肇国天皇)のこと。
はなぞの‐てんのう【花園天皇】
[1297〜1348]第95代天皇。在位1308〜1318。伏見天皇の第3皇子。名は富仁。両統迭立(てつりつ)時代に持明院統にあり、大覚寺統の後醍醐天皇に譲位。和漢の学に通じ、「風雅和歌集」の撰...
はんぜい‐てんのう【反正天皇】
記紀で、第18代の天皇。仁徳天皇の第3皇子。名は多遅比瑞歯別(たじひのみずはわけ)。倭の五王の一人、珍に比定する説がある。
ひがしやま‐てんのう【東山天皇】
[1675〜1710]第113代天皇。在位1687〜1709。霊元天皇の第4皇子。名は朝仁(あさひと)。久しく中絶していた立太子礼と大嘗祭(だいじょうさい)を再興した。
びだつ‐てんのう【敏達天皇】
[?〜585]記紀で、第30代の天皇。欽明天皇の第2皇子。名は渟中倉太珠敷(ぬなくらのふとたましき)。治世中、仏教受容をめぐって蘇我氏と物部氏が対立を深めたという。訳語田(おさだ)天皇。
ふしみ‐てんのう【伏見天皇】
[1265〜1317]第92代天皇。在位1287〜1298。持明院統の後深草天皇の第2皇子。名は熙仁(ひろひと)。大覚寺統の後宇多天皇のあとを受けて即位、両統迭立(てつりつ)の例を開いた。日記「...
ぶれつ‐てんのう【武烈天皇】
記紀で、第25代の天皇。仁賢天皇の皇子。名は、小泊瀬稚鷦鷯(おはつせわかさざき)。日本書紀では凶暴な天皇として描かれている。