あゆかわ‐のぶお【鮎川信夫】
[1920〜1986]詩人・評論家。東京の生まれ。本名、上村隆一。「荒地」創刊に参加。作詩と詩論の両面にわたり、戦後詩の代表者の一人となる。
えがみ‐ふじお【江上不二夫】
[1906〜1982]生化学者。東京の生まれ。東大教授。核酸の構造・機能を研究し、日本における分子生物学を育てた。有機化学の分野でも業績があり、国際生命の起源学会会長などを務めた。著「生化学」「...
おりくち‐しのぶ【折口信夫】
[1887〜1953]国文学者・民俗学者・歌人。大阪の生まれ。号、釈迢空(しゃくちょうくう)。国学院大・慶応大教授。日本文学・古典芸能を民俗学の観点から研究。歌人としても独自の境地をひらいた。歌...
きくた‐かずお【菊田一夫】
[1908〜1973]劇作家・演出家。神奈川の生まれ。本名、数男。第二次大戦後、「鐘の鳴る丘」「君の名は」で、連続ラジオドラマに新分野を開いた。戯曲「花咲く港」「がめつい奴」など。
くらみつ‐としお【倉光俊夫】
[1908〜1985]小説家。東京の生まれ。朝日新聞社会部を経て、松竹演劇部、映画部勤務ののち、作家となる。「連絡員」で芥川賞受賞。私誌「蚯蚓(みみず)」を発行。他の作品に「雪の下」「冷べたい水...
こじま‐のぶお【小島信夫】
[1915〜2006]小説家。岐阜の生まれ。「第三の新人」の一人。「アメリカン・スクール」で芥川賞受賞。他に「抱擁家族」「別れる理由」「うるわしき日々」など。芸術院会員。平成6年(1994)文化...
しゅう‐あふ【周亜夫】
[?〜前143]中国、前漢の武将。沛(はい)(江蘇省)の人。周勃の子。匈奴(きょうど)との戦いで功績をあげ、景帝の時、呉楚七国の乱を鎮圧して丞相となったが、讒言(ざんげん)により獄死した。
なかがわ‐のぶお【中川信夫】
[1905〜1984]映画監督。京都の生まれ。榎本健一の出演作を数多く手がけ、テンポのよいギャグを連発する作品で庶民の人気を集めた。戦後はさまざまなジャンルの作品を生み出し、特に怪談映画で高い評...
はせがわ‐かずお【長谷川一夫】
[1908〜1984]映画俳優。京都の生まれ。林長丸・林長二郎の芸名を経て本名を名のる。初世中村鴈治郎の門人となり、関西歌舞伎で活躍。のち、映画界に入り、主に時代劇に出演。没後、国民栄誉賞受賞。...
わたなべ‐かずお【渡辺一夫】
[1901〜1975]仏文学者。東京の生まれ。東大教授。ラブレーを中心とするフランス16世紀文学の研究に業績をあげる一方、批評家としても活躍。著「ラブレー研究序説」「フランスユマニスムの成立」。