ファインマン【Richard Phillips Feynman】
[1918〜1988]米国の理論物理学者。量子力学の研究に従事、量子電磁力学の繰り込み理論を完成した。1965年、朝永振一郎・シュウィンガーとともにノーベル物理学賞受賞。著「ファインマン物理学」5巻。
ファデーエフ【Aleksandr Aleksandrovich Fadeev】
[1901〜1956]ソ連の小説家。少年時代から革命運動に参加。社会主義リアリズム文学運動に貢献したが、スターリン批判直後に自殺。作「壊滅」「若き親衛隊」など。ファジェーエフ。
ファン‐デル‐ワールス【Johannes Diderik van der Waals】
[1837〜1923]オランダの物理学者。物質の状態変化などを研究し、気体および液体についての状態方程式を発表、気体分子間に引力が働くことを解明した。1910年ノーベル物理学賞受賞。
ファント‐ホッフ【Jacobus Henricus van't Hoff】
[1852〜1911]オランダの化学者。立体化学を創始し、化学平衡の熱力学、希薄溶液理論を発表。F=W=オストワルトと「物理化学雑誌」を創刊、物理化学の基礎を築いた。1901年ノーベル化学賞受賞。
フィッシャー【Emil Fischer】
[1852〜1919]ドイツの化学者。生体を構成する物質について研究し、尿酸などのプリン体、糖類の合成やたんぱく質からのアミノ酸の分離など、広い分野にわたる業績がある。1902年ノーベル化学賞受賞。
フィッシャー【Irving Fisher】
[1867〜1947]米国の経済学者。貨幣理論・物価指数論などに貢献。著「価値と価格の理論の数学的研究」「貨幣の購買力」など。
フィヒテ【Johann Gottlieb Fichte】
[1762〜1814]ドイツの哲学者。カント哲学から出発して物自体の考えを否定、自我の実践性を理論的認識にまで広げて基礎づけ、倫理的色彩の濃い思想体系を樹立。ナポレオン占領下のベルリンでの講演「...
フィロン【Philōn】
[前20ころ〜50ころ]アレクサンドリアのユダヤ人哲学者。ユダヤ思想とギリシャ哲学との融合を図った。アレクサンドリアのフィロン。
フィービゲル【Johannes Andreas Grib Fibiger】
[1867〜1928]デンマークの病理学者。ラットを用いた実験を行い、人工癌(がん)研究の端緒をつくった。1926年ノーベル生理学医学賞受賞。
フーコー【Jean Bernard Léon Foucault】
[1819〜1868]フランスの物理学者。光速度の測定を行い、水中よりも空気中のほうが速いことから光の波動説を実証した。地球の回転を証明するフーコー振り子やジャイロスコープを発明。