うぶん‐たい【宇文泰】
[505〜556]中国、南北朝時代の西魏の宰相。鮮卑族の出身。初め北魏に仕えたが、その分裂後、文帝を擁立して西魏を建国し、東魏の高観と抗争。府兵制などの官制を定め、子の宇文覚の建てた北周の基礎を...
ウラジーミル【Vladimir】
(1世)[955ころ〜1015]ロシアのキーウ(キエフ)大公。在位980〜1015。ビザンチン皇帝の妹アンナと結婚してギリシャ正教を国教とし、ビザンチン文化を移入。ウラジーミル聖公。
ウルグ‐ベグ【Ulugh Beg】
[1394〜1449]チムール帝国第4代の君主。チムールの孫。在位1447〜1449。学芸を愛好し、王子時代からサマルカンドに学校・天文台を建設、みずからも「天文表」を編纂(へんさん)。
かん‐ぶ【漢武】
中国、前漢の武帝のこと。
クヌート【Cnut】
[995ころ〜1035]イングランド王。在位1016〜1035。デンマーク王。在位1018〜1035。ノルウェーとスウェーデンの一部を征服し、一大海洋帝国を建てた。カヌート。
くまい‐けい【熊井啓】
[1930〜2007]映画監督。長野の生まれ。「帝銀事件 死刑囚」で監督デビュー。現代社会・政治問題を扱った実証的な作品で、社会派監督として注目される。代表作は、ダム建設の現実をえぐった「黒部の...
クラビホ【Ruy González de Clavijo】
[?〜1412]スペインの外交官・旅行家。スペインの大使としてチムールに派遣され、旅行記「チムール帝国紀行」を残した。ゴンサレス=デ=クラビホ。
さい‐りん【蔡倫】
[?〜107?]中国、後漢の宦官。桂陽(湖南省)の人。字(あざな)は敬仲。樹皮や布くずなどから初めて紙を作り、105年、和帝に献上したという。その紙は蔡侯紙とよばれた。
さかぐち‐きんいちろう【坂口謹一郎】
[1897〜1994]農芸化学者。新潟の生まれ。東京帝大教授。学士院賞受賞、文化勲章受章。発酵菌類の研究に貢献。著作に「世界の酒」「日本の酒」など。
さくらい‐じょうじ【桜井錠二】
[1858〜1939]化学者。石川の生まれ。英国に留学。ベックマンの沸点上昇測定装置を改良。東大教授。帝国学士院院長。