あべ‐かずしげ【阿部和重】
[1968〜 ]小説家。山形の生まれ。映画監督を目指し上京、自主映画製作のかたわら小説を書き始める。「グランド・フィナーレ」で芥川賞受賞。他に「アメリカの夜」「ABC戦争」「無情の世界」など。
いくしま‐しんごろう【生島新五郎】
[1671〜1743]江戸中期の歌舞伎俳優。奥女中絵島(えじま)との情事のかどで三宅島へ流された。
いちじょう‐かねら【一条兼良】
[1402〜1481]室町中期の公家・学者。関白太政大臣。准三宮。博学多才で、特に歴史・有職(ゆうそく)故実・文学に通じた。著「江次第抄(ごうしだいしょう)」「公事根源(くじこんげん)」「花鳥余...
いりえ‐たいきち【入江泰吉】
[1905〜1992]写真家。奈良の生まれ。大和路(やまとじ)の風物・仏閣・仏像を撮影。代表作に「万葉大和路」「仏像の表情」など。奈良市写真美術館に全作品が収められている。
ウィーナー【Norbert Wiener】
[1894〜1964]米国の数学者・情報科学者。物理学・電気通信工学・神経生理学など、広く研究。人工頭脳・サイバネティックスの提唱者。著「サイバネティックス」「人間機械論」など。
ウェルフェル【Franz Werfel】
[1890〜1945]オーストリアの詩人・劇作家・小説家。表現主義の立場で、人類愛の精神にあふれた作品を書いた。叙情詩集「世界の友」、戯曲「鏡人」、小説「ベルディ」など。
うたがわ‐ひろしげ【歌川広重】
[1797〜1858]江戸後期の浮世絵師。江戸の人。本姓、安藤。歌川豊広に師事。広重の名を与えられ、一遊斎・一幽斎などと号した。叙情性と親しみやすさに富んだ風景画にすぐれ、代表作の「東海道五十三...
ウナムーノ【Miguel de Unamuno y Jugo】
[1864〜1936]スペインの思想家・小説家・詩人。人格の不滅を説いて思想界に強い影響を与えた。論文「生の悲劇的感情」、小説「霧」など。
うの‐ちよ【宇野千代】
[1897〜1996]小説家。山口の生まれ。新聞の懸賞小説に当選、作家活動に入る。「色ざんげ」「おはん」など愛欲や女性の生をテーマにした作品多数。私生活でも尾崎士郎・東郷青児との恋愛、北原武夫と...
おぎがみ‐なおこ【荻上直子】
[1972〜 ]映画監督。千葉の生まれ。平凡な人々の静かな日常を淡々と、かつ叙情的に描いた作品で注目される。代表作「バーバー吉野」「かもめ食堂」「めがね」など。