キャロル【Lewis Carroll】
[1832〜1898]英国の童話作家・数学者。「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」など、ユーモラスで幻想的な童話で知られる。
キンディー【al-Kindī】
[800ころ〜870ころ]イスラム哲学者。アラブ人。ギリシャ哲学を移入し、数学・天文学・医学など諸学にも広く通じた。著「知性論」は、のちのイスラム哲学の出発点となった。
クザーヌス【Nicolaus Cusanus】
[1401〜1464]ドイツの聖職者・哲学者。枢機卿(すうききょう)。神を矛盾的統一とする「反対の一致」説で知られる。数学や自然科学にも明るかった。著「知ある無知」「カトリック的和合について」な...
クセナキス【Iannis Xenakis】
[1922〜2001]ギリシャの作曲家。ルーマニア生まれ。レジスタンス運動に参加し、のちパリに亡命。数学を音楽作品に取り入れ、コンピューターを用いた「推計音楽」を提唱、斬新な作品を発表した。建築...
クライン【Felix Klein】
[1849〜1925]ドイツの数学者。幾何学・代数学および数学の歴史的考察、数学教育などにすぐれた功績がある。著「エルランゲンの目録」など。
クラペイロン【Benoît Paul Émile Clapeyron】
[1799〜1864]フランスの物理学者。カルノーの熱機関に関する理論に数学的な裏付けを行い、熱平衡にある物質の二相の関係式を発表。熱力学の先駆者。
くるしま‐よしひろ【久留島義太】
[1690ころ〜1758]江戸中期の数学者。備中(びっちゅう)の人。本姓は村上。通称、喜内(きない)。独学で和算を学び、行列式の展開や円理などを研究した。
クンマー【Ernst Eduard Kummer】
[1810〜1893]ドイツの数学者。ベルリン大教授。整数論に理想数を導入して、整数論の発展に大きく貢献。それを応用して、特別な場合のフェルマの最終定理を証明した。 [補説]フェルマの最終定理は...
クールノー【Antoine Augustin Cournot】
[1801〜1877]フランスの数学者・経済学者。数理経済学の創始者。経済学に限界概念と数学的分析法を導入。著「富の理論の数学的原理に関する研究」など。
ゲルファント【Izrail' Moiseevich Gel'fand】
[1913〜2009]ロシアの数学者。関数解析の先駆者として業績を残したほか、超関数、表現論、確率論などの分野で幅広く活躍。素粒子物理学や量子力学などの物理学にも貢献した。米国ラトガーズ大学客員...