サハロフ【Andrey Dmitrievich Sakharov】
[1921〜1989]ソ連の物理学者。水爆を開発。スターリン主義的な政治体制に反対し、人権擁護運動を展開、1980年国内流刑になったが、1986年に名誉回復。1975年、ノーベル平和賞受賞。
サパタ【Emiliano Zapata】
[1879〜1919]メキシコ革命の農民軍指導者。貧農を率いてメキシコ革命に参加。革命後、徹底的な土地改革を主張して革命主流派と対立し、暗殺された。
サビニー【Friedrich Karl von Savigny】
[1779〜1861]ドイツの法学者。ローマ法の史的研究を通して、法と歴史との関係を重視する歴史法学を創始した。著「現代ローマ法体系」など。
サムエル【Samuel】
前11世紀ごろの預言者・祭司。イスラエル最後の士師。ペリシテ人の攻勢に対し、サウルをイスラエル王国最初の王位につけ、イスラエルの宗教的統一を図った。のちダビデを擁立。
サラサーテ【Pablo de Sarasate】
[1844〜1908]スペインのバイオリン奏者・作曲家。スペイン民族音楽を素材にした曲と、技巧的な演奏で名高い。作品に「チゴイネルワイゼン」など。
サラザール【Antonio de Oliveira Salazar】
[1889〜1970]ポルトガルの政治家。カルモナ軍事独裁政権の蔵相ののち、1932年、首相に就任。1933年、新憲法を制定し、1968年までカトリック的な国家統一党による一党独裁制を敷いた。
サルトル【Jean-Paul Sartre】
[1905〜1980]フランスの哲学者・小説家・劇作家。無神論的実存主義を主唱。第二次大戦後、雑誌「現代」を主宰。文学者の政治・社会参加(アンガージュマン)を主張し、共産主義に接近、反戦・平和運...
サント‐ブーブ【Charles Augustin Sainte-Beuve】
[1804〜1869]フランスの批評家。科学的な立場から人間性の問題を探究、近代批評の父といわれる。著「ポールロワイヤル史」「月曜閑談」など。
ザハロフ【Basil Zaharoff】
[1850〜1936]英国の実業家。トルコの生まれ。国際的な兵器請負業者として知られ、「死の商人」とよばれた。
ザミャーチン【Evgeniy Ivanovich Zamyatin】
[1884〜1937]ロシア・ソ連の作家。長編「われら」で管理社会を批判し、アンチ‐ユートピア文学と称された。のちに反ソ的として攻撃されフランスへ亡命、パリで客死した。他に「島の人々」「洪水」など。