つねなが‐しんのう【恒良親王】
[1324〜1338]後醍醐天皇の第6皇子。名は「つねよし」とも。建武元年(1334)皇太子となり、建武政府が崩壊して同3年新田義貞らとともに越前金ヶ崎城に拠ったが斯波(しば)氏らとの戦いに敗れ...
つぼうち‐しょうよう【坪内逍遥】
[1859〜1935]評論家・小説家・劇作家。美濃の生まれ。本名、雄蔵。別号、春廼舎朧(はるのやおぼろ)など。文学論「小説神髄」、小説「当世書生気質(とうせいしょせいかたぎ)」を発表、写実主義を...
ツルゲーネフ【Ivan Sergeevich Turgenev】
[1818〜1883]ロシアの小説家。人道主義に立って社会問題を取り上げる一方、叙情豊かにロシアの田園を描いた。二葉亭四迷の訳で早くから日本に紹介された。作「猟人日記」「ルージン」「父と子」など...
ツワイク【Stefan Zweig】
[1881〜1942]オーストリアのユダヤ系作家。人道的平和主義の立場を基調とし、特に伝記小説で有名。ナチスの迫害を避けて、ブラジルに亡命し、自殺。作「ジョセフ=フーシェ」「マリー=アントワネッ...
ディズレーリ【Benjamin Disraeli】
[1804〜1881]英国の政治家。保守党の領袖で、保護貿易派の指導者。1868年、1874〜1880年に首相。スエズ運河の買収、ロシアの南下政策阻止、インド帝国の樹立などビクトリア朝時代の帝国...
なかい‐りけん【中井履軒】
[1732〜1817]江戸中期の儒学者。大坂の人。名は積徳。甃庵(しゅうあん)の次男。兄竹山とともに五井蘭洲に学び、折衷主義的で自由な学風を樹立した。著「七経逢原」「年成録」など。
ながさき‐たかすけ【長崎高資】
[?〜1333]鎌倉後期の武将。執権北条氏の御内人。北条高時のとき内管領となり実権を握ったが、失政から政治混乱を起こした。新田義貞の鎌倉攻めに敗れて自殺。
バシリウス【Basilius】
[330ころ〜379]ギリシャの教父。アリウス派と論争し、正当教義の確立に尽くした。東方正教会の修道生活の父とよばれる。大バシリウス。バシレイオス。
バルト【Roland Barthes】
[1915〜1980]フランスの批評家。構造主義の立場から、文学・言語・芸術など広範な分野で先鋭的な批評活動を展開。著「零度のエクリチュール」「モードの体系」「文学の記号学」。
パステルナーク【Boris Leonidovich Pasternak】
[1890〜1960]ソ連の詩人・小説家。象徴主義的な詩集「雲の中の双生児」で文名を確立。唯一の長編小説「ドクトルジバゴ」により、1958年ノーベル文学賞の授与が決定されたが、政治的圧力によって辞退。