あわた‐の‐まひと【粟田真人】
[?〜719]奈良前期の貴族。大宝律令の編纂(へんさん)に参加。大宝2年(702)遣唐使として渡唐。
おうみ‐の‐みふね【淡海三船】
[722〜785]奈良時代の漢学者。大学頭(だいがくのかみ)・文章博士(もんじょうはかせ)・刑部大輔(ぎょうぶのたいふ)を歴任。鑑真(がんじん)の来朝を記した「唐大和上東征伝(とうだいわじょうと...
おおいし‐ちから【大石主税】
[1688〜1703]赤穂義士(あこうぎし)の一人。良雄の長男。義士中の最年少。
おさだ‐しゅうとう【長田秋濤】
[1871〜1915]劇作家・翻訳家。静岡の生まれ。本名は忠一。演劇改良やフランス文学の紹介に努めた。ユゴー「椿姫」の訳や、「図南録」などの著書がある。
おの‐の‐おゆ【小野老】
[689ころ〜737ころ]奈良時代の万葉歌人。大宰大弐(だざいのだいに)。
かくうん【覚運】
[953〜1007]平安中期の天台宗の僧。京都の人。藤原貞雅の子。比叡山で良源に学び、東塔の檀那院に住し、恵心流と並ぶ檀那流の開祖となった。著「玄義鈔」など。
かすが‐せんあん【春日潜庵】
[1811〜1878]江戸末期から明治初期の陽明学者。京都の生まれ。名は襄。字(あざな)は子賛。公卿の久我(こが)家に仕え、尊王攘夷論を主張した。のち、奈良県知事。著「潜庵遺稿」など。
かすが‐の‐つぼね【春日局】
[1579〜1643]江戸前期の大奥の女中。徳川3代将軍家光の乳母。稲葉正成の妻。名は福。家光が将軍継嗣になるのに功績があり、大奥を任せられ、権勢を振るった。
歌舞伎。時代物。5幕。明治24...
かすが‐まさじ【春日政治】
[1878〜1962]国語学者。長野の生まれ。奈良女高師・九大教授。平安初期の古経典を研究、訓点語学の基礎を築く。「西大寺本金光明最勝王経古点の国語学的研究」で学士院賞。他に「仮名発達史序説」など。
かわせ‐なおみ【河瀬直美】
[1969〜 ]映画監督。奈良の生まれ。ドキュメンタリー映画で評価されたのち、劇場映画第一作「萌(もえ)の朱雀(すざく)」でカンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞)を受賞。平成19年(2007...