とねり‐しんのう【舎人親王】
[676〜735]天武天皇の皇子。日本書紀の編纂(へんさん)を主宰し、養老4年(720)に完成。藤原不比等の死後、知太政官事(ちだじょうかんじ)となり、死後、太政大臣を贈られた。
ともひら‐しんのう【具平親王】
[964〜1009]平安中期の文人・歌人。村上天皇の第7皇子。中務(なかつかさ)卿。六条宮・千種(ちぐさ)殿・後(のちの)中書王とよばれる。文才豊かで、和歌・漢詩文に長じ、音楽・陰陽(おんよう)...
なりなが‐しんのう【成良親王】
[1326〜1344]後醍醐天皇の皇子。名は「なりよし」とも。建武の中興後、鎌倉に下向。上野(こうずけ)太守となり、続いて征夷大将軍となった。北朝の光明天皇の即位にあたり皇太子に立てられたが、ま...
なりよし‐しんのう【成良親王】
⇒なりながしんのう(成良親王)
ひさあき‐しんのう【久明親王】
[1276〜1328]鎌倉幕府第8代将軍。在職1289〜1308。後深草天皇の子。将軍退任後は京に送還された。名は「ひさあきら」とも。
むねたか‐しんのう【宗尊親王】
[1242〜1274]鎌倉幕府第6代将軍。在職1252〜1266。後嵯峨天皇の皇子。謀反の疑いで京に送還され、のち出家。歌集「柳葉和歌集」など。
むねなが‐しんのう【宗良親王】
[1311〜1385?]後醍醐天皇の皇子。名は「むねよし」とも。初め尊澄法親王と称し、天台座主となる。元弘の変に敗れて讃岐(さぬき)に配流。建武政権崩壊ののち還俗、南朝の中心として各地を転戦。「...
むねよし‐しんのう【宗良親王】
⇒むねながしんのう(宗良親王)
もりくに‐しんのう【守邦親王】
[1301〜1333]鎌倉幕府第9代将軍。在職1308〜1333。第8代将軍久明親王の子。鎌倉幕府の滅亡とともに退任し、出家。
もりさだ‐しんのう【守貞親王】
[1179〜1223]鎌倉時代の皇子。高倉天皇の子、安徳天皇の異母弟。平家に育てられたが、平家滅亡後は出家し、持明院宮と称した。承久の乱の後、子の茂仁(ゆたひと)が後堀河天皇として即位したため、...