ウォーレス【Alfred Russel Wallace】
[1823〜1913]英国の博物学者。アマゾン地方やマレー諸島に旅行し生物相を研究。自然選択による生物の進化論を唱え、論文をダーウィンに送った。著「ダーウィニズム」など。ウォレス。
ウナムーノ【Miguel de Unamuno y Jugo】
[1864〜1936]スペインの思想家・小説家・詩人。人格の不滅を説いて思想界に強い影響を与えた。論文「生の悲劇的感情」、小説「霧」など。
うの‐えんくう【宇野円空】
[1885〜1949]宗教学者・民族学者。京都の生まれ。東大教授。宗教民族学に貢献。学位論文「マライシアに於ける稲米儀礼」で恩賜賞を受賞。他に「宗教民族学」「宗教の史実と理論」など。
きたお‐じろう【北尾次郎】
[1853〜1907]物理学者・気象学者。島根の生まれ。東大教授。ドイツに留学。論文「大気運動と颶風(ぐふう)に関する理論」は高い評価を受けた。
くめ‐くにたけ【久米邦武】
[1839〜1931]歴史学者。佐賀の生まれ。岩倉具視に従って欧米を視察。古代史の科学的研究に努めた。論文「神道は祭天の古俗」が神道家から攻撃されて東大教授を辞職。著「米欧回覧実記」「古文書学講...
こ‐けつごう【顧頡剛】
[1893〜1981]中国の歴史学者。蘇州(江蘇省)の人。論文集「古史弁」を編集して、中国古代史学に大きな影響を与えた。その自序が自叙伝として有名。クー=チエカン。
コワレフスカヤ【Sof'ya Vasil'evna Kovalevskaya】
[1850〜1891]ロシアの数学者。ストックホルム大教授。ロシア初の女性大学教授。偏微分方程式に関する論文と、ラプラスの土星の環の形状に関する数学的理論により、ゲッティンゲン大学の博士号取得。...
さかもと‐よしかず【坂本義和】
[1927〜2014]政治学者。米国ロサンゼルスの生まれ。東大教授。昭和34年(1959)雑誌「世界」掲載の論文「中立日本の防衛構想」で注目される。一貫して平和主義の立場をとり、国際社会の非軍事...
ささき‐のぶつな【佐佐木信綱】
[1872〜1963]歌人・国文学者。三重の生まれ。弘綱の長男。「竹柏会」を主宰、歌誌「心の花」を刊行して多くの歌人を育成。また、万葉集の研究や和歌の史的研究などに業績を残した。文化勲章受章。歌...
サルトル【Jean-Paul Sartre】
[1905〜1980]フランスの哲学者・小説家・劇作家。無神論的実存主義を主唱。第二次大戦後、雑誌「現代」を主宰。文学者の政治・社会参加(アンガージュマン)を主張し、共産主義に接近、反戦・平和運...