カポーティ【Truman Capote】
[1924〜1984]米国の小説家。独学で作家となり、虚無感をもった幻想的な作品を発表。また「冷血」で、ノンフィクションの道を開拓した。「遠い声、遠い部屋」「ティファニーで朝食を」など。
コルビエール【Tristan Corbière】
[1845〜1875]フランスの詩人。自費出版の詩集「黄色い恋」を残して無名のまま夭折(ようせつ)。死後、ベルレーヌが「呪われた詩人」の一人として紹介したことから、象徴派詩人として認められた。
ツァラ【Tristan Tzara】
[1896〜1963]フランスの詩人。ルーマニア生まれ。ダダイスムの創始者の一人。のち、シュールレアリスム運動に参加。作「アンチピリン氏の最初の天上の冒険」「反頭脳」など。
ツォンカパ【Tsoṅ-kha-pa】
[1357〜1419]チベット仏教の改革者で黄帽派(黄教)の開祖。チベット北東のツォンカ生まれ。仏教の堕落をみて厳格な戒律主義を提唱、改革運動を起こした。著「菩提道次第」など。
テュルゴー【Turgot】
⇒チュルゴー
トゥルイ【Tului】
[1192?〜1232]チンギス=ハンの第4子。父に従って西征に活躍。父の死後、モンゴル本土の大半を相続したが三兄のオゴタイに譲位。ハン位は子のモンケ、フビライらに継承された。睿宗(えいそう)の...
トリボニアヌス【Tribonianus】
[?〜545ころ]東ローマ帝国の法学者。ユスティニアヌス1世の命を受け、「ローマ法大全(ユスティニアヌス法典)」を編纂(へんさん)。
ハリス【Townsend Harris】
[1804〜1878]米国の外交官。日米和親条約の結果、1856年(安政3)初代駐日総領事として下田に赴任。下田条約・日米修好通商条約締結に成功後、公使。62年(文久2)帰国。著「日本滞在記」。
ラーマン【Tungku Abdul Rahman】
[1903〜1990]マレーシアの政治家。1957年、マラヤ連邦の独立とともに首相に就任。1963年にはマレーシア連邦の結成に成功して初代首相となったが、1970年に内紛により辞任。
ルイセンコ【Trofim Denisovich Lïsenko】
[1898〜1976]ロシアの生物学者・農学者。植物の発育段階説を唱え、春化(しゅんか)処理法を研究。旧ソ連時代に環境条件によって獲得した形質は遺伝するという学説を発表し、スターリンの支持を得て...