ウ‐タント【U Thant】
[1909〜1974]ビルマの政治家。第3代国連事務総長。在任1962〜1971。ベトナム停戦など東西緊張緩和に貢献した。中華人民共和国の国連加盟を見届けて辞任。熱心な仏教徒。
ウマル【‘Umar】
[?〜644]イスラム教第2代正統カリフ。在位634〜644。シリア・エジプトを征服して版図を拡大。また、イスラム暦の採用や軍事・行政上の諸制度を定め、イスラム帝国の基礎を確立した。ウマル1世。...
ウマル‐ハイヤーム【‘Umar Khayyāmī】
[1048〜1131]イラン系の天文学者・数学者・詩人。四行詩集「ルバイヤート」の作者。二次方程式の解法を研究、ペルシア暦改良に従事。オマル=ハイヤーム。
ウルグ‐ベグ【Ulugh Beg】
[1394〜1449]チムール帝国第4代の君主。チムールの孫。在位1447〜1449。学芸を愛好し、王子時代からサマルカンドに学校・天文台を建設、みずからも「天文表」を編纂(へんさん)。
オイラー【Ulf Svante von Euler】
[1905〜1983]スウェーデンの生理学者。オイラー=ケルピンの子。ノルアドレナリンを発見し、神経伝達物質であることを確認した。B=カッツ、J=アクセルロッドとともに1970年にノーベル生理学...
オマル‐ハイヤーム【‘Umar Khayyám】
⇒ウマル=ハイヤーム
グラント【Ulysses Simpson Grant】
[1822〜1885]米国の軍人・政治家。南北戦争末期、北軍総司令官に就任、戦争を勝利に導いた。のち、第18代大統領。在任1869〜1877。共和党。明治12年(1879)来日、琉球問題解決のた...
ツウィングリ【Ulrich Zwingli】
[1484〜1531]スイスの宗教改革者。エラスムスとルターの影響を受け、チューリヒで宗教改革を展開。その神学と改革運動は人文主義的、政治的傾向が強く、聖餐(せいさん)論でルターと対立した。
フォスコロ【Ugo Foscolo】
[1778〜1827]イタリアの詩人・小説家。イタリアの解放・独立運動に参加。晩年は英国へ亡命した。長詩「墳墓」、小説「ヤコポ=オルティスの最後の手紙」など。
フッテン【Ulrich von Hutten】
[1488〜1523]ドイツの人文主義者。カトリック教会の腐敗を批判して、ルターの宗教改革を支持。帝国騎士戦争に加わったが、敗れてスイスに亡命。著「無名氏書簡集」など。