あいづや‐はちえもん【会津屋八右衛門】
[?〜1836]江戸後期の廻船問屋。石見(いわみ)の人。竹島(現在の鬱陵島(うつりょうとう))を拠点に密貿易を行ったが、幕府に探知され死罪となった。
あしかが‐よしみつ【足利義満】
[1358〜1408]室町幕府第3代将軍。在職1369〜1395。義詮(よしあきら)の子。南北朝合一を果たし、明(みん)と勘合貿易を開いて室町幕府の最盛期を現出した。能楽の保護、金閣の建立などに...
あしかが‐よしもち【足利義持】
[1386〜1428]室町幕府第4代将軍。在職1395〜1423。義満の子。応永元年12月(1395年1月)9歳で将軍となる。父の死後、日明(にちみん)貿易を中止するなど独自の政策が目立った。
あらき‐そうたろう【荒木宗太郎】
[?〜1636]江戸初期の朱印船貿易商。肥後の人。豊臣秀吉の朱印を受けてシャムなどに渡航。安南王女を妻とした。
い‐ふきゅう【伊孚九】
中国清朝の画家。呉興(浙江(せっこう)省)の人。名は海、号は莘野(しんや)。享保5年(1720)貿易商として長崎に来航。南宗画(なんしゅうが)風を伝え、池大雅・桑山玉洲ら日本の南画家に大きな影響...
ウィルバーフォース【William Wilberforce】
[1759〜1833]英国の政治家。小ピットと共同して奴隷貿易廃止運動に尽力。死後、奴隷解放法が制定された。
おう‐ちょく【王直】
[?〜1557]中国、明代の倭寇(わこう)の首領。歙(しょう)県(安徽省)の人。密貿易の取り締まりを避けて、平戸・五島を本拠に倭寇を率い明の沿岸を襲う海賊となったが、勧誘により帰国して殺された。
おおむら‐すみただ【大村純忠】
[1533〜1587]戦国時代の武将。日本初のキリシタン大名。洗礼名バルトロメヨ。南蛮貿易中心の外交政策を行い、大友・有馬氏とともにローマ教皇に少年使節を派遣。→天正遣欧使節
かめい‐これのり【亀井玆矩】
[1557〜1612]安土桃山・江戸初期の武将。名は新十郎。主家の尼子氏滅亡後、織田信長・豊臣秀吉に仕え、因幡(いなば)国鹿野城主となる。関ヶ原の戦いでは徳川方に味方し、朱印船貿易に意を注いだ。
カロン【François Caron】
[1600ころ〜1673]滞日オランダ商館長。オランダ船員として来日、日本婦人と結婚。通訳となり、出島商館長を務めた。のち、東インド会社で東洋貿易に従事。著「日本大王国志」。