くが‐かつなん【陸羯南】
[1857〜1907]新聞人・評論家。青森の生まれ。本名、中田実。新聞「日本」を創刊し、日本主義・国民主義の立場から政治批判を展開。著「羯南文集」「羯南文録」など。
むつ‐むねみつ【陸奥宗光】
[1844〜1897]外交官・政治家。和歌山藩士伊達宗広の子。脱藩し、坂本竜馬の海援隊に入る。明治維新後、伊藤内閣の外相。条約改正や下関条約の締結に手腕を発揮。著「蹇蹇録(けんけんろく)」など。
りく‐か【陸賈】
中国、前漢初期の学者・政治家。楚(そ)の人。高祖劉邦(りゅうほう)に仕え、天下統一に貢献。著に、秦漢の興亡を述べた「新語」12編。生没年未詳。
りく‐き【陸機】
[261〜303]中国、西晋の文学者。呉郡呉県(江蘇省)の人。字(あざな)は士衡(しこう)。呉の滅亡後、洛陽に入ったが、政争に巻き込まれて殺された。対句の多用と華麗な表現で、詩・賦に佳作を残した...
りく‐きゅうえん【陸九淵】
[1139〜1192]中国、南宋の思想家。金渓(江西省)の人。字(あざな)は子静。号、存斎(そんさい)。象山(しょうざん)先生と称される。心の内省を重んじて「心即理」説を唱え、朱熹(しゅき)の「...
りく‐しゅうふ【陸秀夫】
[1236〜1279]中国、南宋末の忠臣。字(あざな)は君実。塩城(江蘇省)の人。宋の恭宗が元に下ったあと、張世傑らと子の益王(瑞宗)を擁して戦い、その没後は衛王を奉じて崖山(広東省)に移ったが...
りく‐しょうざん【陸象山】
⇒陸九淵(りくきゅうえん)
りく‐ほうおう【陸放翁】
⇒陸游(りくゆう)
りく‐ゆう【陸游】
[1125〜1210]中国、南宋の文人。山陰(浙江(せっこう)省)の人。字(あざな)は務観。号、放翁(ほうおう)。南宋第一の詩人として、北宋の蘇東坡(蘇軾)と並称される。激情の愛国詩人であるとと...