看過(かんか) の類語・言い換え
ブックマークへ登録見落とし/看過/目こぼし の使い方
見落とし/看過/目こぼし の使い分け
- 1
- 「見落とし」は、何か問題をよく見れば気づいたはずなのに、つい気がつかないですましてしまうこと。ただし、「大きな見落とし」のように、そうした行為そのものより、その結果気づかれないでいた問題や事柄をさしていうことが多い。
- 2
- 「看過」は、何か問題になる事柄を目にしながら、結局それに対して何もしないで終わってしまうこと。「看過できない」「看過することができない」の形で用いられることが多いが、かなり硬い表現となる。
- 3
- 「目こぼし」は、何か問題になる事柄を目にしてちゃんとわかっているのに、罰したりせずにすましてしまうこと。「目こぼし」をする主体は、そうした問題の事柄を取り締まったり罰したりするべき立場にある者である。「看過」が、見てはいながらついつい何もせずに終わるという、いわば消極的放任のニュアンスが強いのに対し、「目こぼし」は、ちゃんとわかっていて意図的に何もしないでおいてやるという積極的かつ意図的許容のニュアンスが強い。なお、「目こぼししてもらう」意で、「お目こぼしにあずかる」という言い方をすることもある。
カテゴリ
#人間の動作#目の働き
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