颯颯/嫋嫋/春風駘蕩 の解説 - 小学館 類語例解辞典

颯颯/嫋嫋/春風駘蕩 の共通する意味

風の吹くさま。

国語辞書で調べる 颯颯 嫋嫋 春風駘蕩

颯颯/嫋嫋/春風駘蕩 の使い方

颯颯 【形動(たる・と)
▽颯々たる松風 ▽颯々とわたる風
嫋嫋 【形動(たる・と)
▽嫋々と柳をゆらす風 ▽風嫋々として、やがてやむ
春風駘蕩
▽春風駘蕩の一日

颯颯/嫋嫋/春風駘蕩 の使い分け

「颯颯」は、風がさっとやや激しく吹くさまを表わす。
「嫋嫋」は、風のむせぶようにそよぐさまを表わす。「柳糸嫋々として」のように、なよなよとしたさま、しなやかなさまをもいう。「余韻嫋々」は、音声が細く長く響いて絶えないさま。
「春風駘蕩」は、春の風ののどかに吹くさま。また、「春風駘蕩とした人柄」のように、人の態度や性格がのんびりして温和なさまにもいう。
いずれも文章語。

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