久し振り/久久/久方振り/しばらくぶり の解説 - 小学館 類語例解辞典

久し振り/久久/久方振り/しばらくぶり の共通する意味

ある事態が起こってから次に同じ事態が起こるまでの期間が長いようす。

英語表現 after a long time

国語辞書で調べる 久し振り 久久 久方振り しばらくぶり

久し振り/久久/久方振り/しばらくぶり の使い方

久し振り 【形動】
▽彼女から久し振りに連絡があった ▽家族そろってのドライブは久し振りだ
久久 【形動】
▽久々の対面に思わず涙が出てきた ▽久々に彼の笑顔を見た
久方振り 【形動】
▽久方振りのよい天気だ ▽旅に出るのも久方振りだ
しばらくぶり 【形動】
▽しばらくぶりに大学時代の恩師に会った ▽ここに来るのもしばらくぶりだ

久し振り/久久/久方振り/しばらくぶり の使い分け

いずれの語も、起こった事態が望ましくない場合には使わない。したがって「こんな大事故は久し振りだ」「久々の大地震」などの言い方はしない。
「久し振り」は、接頭辞「お」をつけて「お久し振り」の形で、挨拶(あいさつ)の言葉として使われる。

久し振り/久久/久方振り/しばらくぶり の関連語

久しい 【形】
ある事態が起こってから長い時間がたっているさま。「庭の梅の木にウグイスが来なくなって久しい」「久しく御無沙汰いたしました」
しばらく 【副】
時間的に隔たっているさま。隔たりがあまり長くない場合と、やや長い場合がある。久し振りに会ったときの挨拶の言葉としても用いる。「しばらくして現れた」「しばらくお待ちください」「彼とはしばらく会っていない」「やあ、しばらく」

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