といって の類語・言い換え
ブックマークへ登録という/といった/といって/として/にしても の共通する意味
強調を表わす。
という/といった/といって/として/にしても の使い方
という/といった/といって/として/にしても の使い分け
- 1
- 「という」「といった」「といって」は、「これという」「これといった」「これといって」の形で下に否定の語を伴い、特に取り立てて問題とすべきことのない様子を表わす。
- 2
- 「といって」には、疑問詞「どこ」「どれ」「なぜ」などを受けて下に否定の語を伴い、場所・事物・理由などが特定できないことを示す用法がある。「どこといって行きたいところもない」
- 3
- 「という」には、「XというX」の形で、上下に同じ名詞を用いて意味を強める用法がある。Xと呼ばれるものは全部、すべてのX、Xこそは、の意である。「人間という人間すべてに共通する機能」
- 4
- 「として」は、「(だれ)一人」「一つ」「一日」など、最低限を示す語について下に否定の語を伴い、全面否定を強調する。例外なく…ない、~といえども…ない、の意である。「だれ一人としてやって来なかった」「一日として忘れたことがない」
- 5
- 「にしても」は、「…一つ」などの語を受けて、ある状況のほんの一部を取り上げて評価を下しながら、それ以外の場合にもそれと同等以上の評価がなされる可能性のあることを言外にほのめかす。「をとっても」「に限っても」と言い換えることができる。
という/といった/といって/として/にしても の関連語
- ことに(は)
- 前置き的、挿入句的に用い、ある感情や感動を強調する。「交通事故に巻きこまれたが、幸いなことに軽傷ですんだ」「困ったことには肝心のスポンサーがまだ見つからないのです」
- ことは
- 「XことはX」の形で、一応Xであることは確かだが、しかし…、の意を表わす。「果物は好きなことは好きだが、毎日食べたいというほどではない」
- のこと(で)
- 副詞を受けてその意を強調する。「お姉様はもちろんのこと、御両親もさぞやお喜びのことでしょう」
- のあまり(に)
- たいへん…ので、の意。「退屈のあまりについつい居眠りがでる」
- のかぎり
- その範囲内のすべてで、…の限界まで、ありったけの…で、の意。「力のかぎり引っ張る」「命のかぎり精一杯働く」
という/といった/といって/として/にしても の類語対比表
一年中これ…仕事もない | どこ…特に行きたい所はない | 庭の花…花が一斉に開いた | 何一つ…高価な物はない | 言葉づかい一つ…性格が現れる | |
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という | ○ | - | ○ | - | - |
といった | ○ | △ | - | - | - |
といって | ○ | ○ | - | ○ | - |
として | - | - | - | ○ | - |
にしても | - | △ | - | - | ○ |
参照
という⇒という/といった/との といった⇒という/といった/との として⇒として/でもって/をもって にしても⇒としては/にしては・ところが/ところで/としても/にしても/にしたって/にしろ/にせよ/(よ)うが/(よ)うと/までも・にしても/とはいえ/からといって/に(も)かかわらず/ところで ことには⇒とすると/とすれば/としたら/ては/かぎり(は)/ことには
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