うえだあきなり【上田秋成】
[1734〜1809]江戸後期の国学者。浮世草子・読本の作者。大坂の人。本名、東作。別号、無腸。著作に読本「雨月物語」「春雨物語」、随筆「胆大小心録」、歌文集「藤簍冊子 (つづらぶみ) 」など。
うえだかずとし【上田万年】
[1867〜1937]国語学者。東京の生まれ。東大教授。B=H=チェンバレンに学び、ドイツに留学。西欧の言語学研究方法を紹介して科学的な国語学の端緒を開き、国語政策についても尽力した。著「国語のため」「国語学の十講」など。
うえだし【上田市】
⇒上田
うえだじま【上田縞】
上田紬 (つむぎ) の縞織物。
うえだじょう【上田城】
上田市にある旧上田藩の城。天正11年(1583)から同13年にかけて真田昌幸 (さなだまさゆき) が築城。二度の徳川軍との戦いののちに破壊。元和8年(1622)仙石忠政 (せんごくただまさ) が入封して再建。3基の櫓 (やぐら) が現存。尼ヶ淵城。
うえだつむぎ【上田紬】
上田地方、またその周辺で産する絹の紬。寛文から元禄ごろに始まる。信州紬。
うえだていじろう【上田貞次郎】
[1879〜1940]経済学者。東京の生まれ。東京商大学長。日本の経営学の創始者といわれる。著「商工経営」「経営経済学総論」など。
うえだとしこ【上田トシコ】
[1917〜2008]漫画家。東京の生まれ。本名、俊子。明るく元気な少女を主人公にした「フイチンさん」で、満州(現中国東北地方)ハルビンの風景を生き生きと描いて高い評価を得る。他に「あこバアチャン」「ぼんこちゃん」など。
うえだとしはる【上田利治】
[1937〜2017]プロ野球選手・監督。徳島の生まれ。昭和34年(1959)広島に入団。25歳のときにコーチとなり、同49年から15年間、阪急(オリックスの前身)の監督を務めた。のち日本ハムの監督に就任。監督として通算1322勝を記録。
うえだびん【上田敏】
[1874〜1916]英文学者・詩人。東京の生まれ。号は柳村。西欧の文学、特にフランスの象徴詩の名訳で知られる。訳詩集「海潮音」、詩・訳詩集「牧羊神」、小説「うづまき」など。