おもてはっく【表八句】
百韻または五十韻の連歌・連句で、懐紙の1枚目の表に書く8句。
おもてぶせ【面伏せ】
[名・形動]恥ずかしくて顔を伏せるほどであること。また、そのさま。不名誉。おもぶせ。「自分の品行の修まらないところから、何となく—な気がしだして」〈荷風・つゆのあとさき〉
おもてぶたい【表舞台】
表立って活動のできる状況や場所。「—から遠ざかる」
おもてぼうず【表坊主】
江戸幕府の職名。同朋頭の支配に属し、江戸城内で大名および諸役人の給仕をした。
おもてみごろ【表身頃】
袷 (あわせ) ・綿入れなど裏がある着物の、表に出るほうの身頃。⇔裏身頃。
おもてむき【表向き】
1 内実とは違った、世間に対する名目。うわべ。表面上。副詞的にも用いる。「—の理由」「—出張ということにしておく」 2 表立つこと。表ざた。「この話は—にしないでもらいたい」 3 政府・役所などの公的な機関。また、そこで扱う事柄。特に、訴訟。「—に申し出る」 4 幕府や藩で政治をつかさどる所。また、その方面の仕事。⇔奥向き。 5 店の仕事。家業。「万 (よろづ) にかしこき人もがな、跡を預けて、—をさばかせ」〈浮・五人女・三〉
おもてめい【表銘】
日本刀の中子 (なかご) にある銘。刃を下にして腰に差したとき、外側になる面に彫る。刀工名・その出身地・製造地名などからなる。⇔裏銘。
おもてもん【表門】
建物などの表口にある門。正門。⇔裏門。
おもてもん【表紋】
「定紋 (じょうもん) 」に同じ。⇔裏紋。
おもてやま【表山】
山の、日当たりや水の便のいい所。⇔裏山。