過去の物になる
一時はもてはやされたが、今となっては過ぎ去ったこととして関心をもたれなくなる。「栄光も—・った」
かこかんりょう【過去完了】
《past perfect》英語・ドイツ語などの文法で、時制の一。過去のある時までの動作・状態の完了・結果・経験・継続などを表す。過去のある時より前の動作・状態が、その時となんらかのかかわりがあるものとしてとらえられるときに用いられる。
かこけい【過去形】
1 文法で、過去の動作・状態を表す語形や文型。→過去4 2 (比喩的に)昔の出来事。終わったこと。「かつての名優も今では—で語られる存在だ」
かこしちぶつ【過去七仏】
釈迦と、その以前にこの世に現れたという、毘婆尸 (びばし) ・尸棄 (しき) ・毘舎浮 (びしゃぶ) ・拘留孫 (くるそん) ・拘那含牟尼 (くなごんむに) ・迦葉 (かしょう) の六仏。
かこしょうりょう【過去精霊】
この世を去った死者の霊。過去幽霊。「いつしか経よみ念仏して、—一仏浄土へ、と回向しけるこそあはれなれ」〈平家・一〇〉
かこぜ【過去世】
仏語。過ぎ去った世。前世。
かこちょう【過去帳】
寺で、檀家 (だんか) ・信徒の死者の俗名・法名・死亡年月日・年齢などを記入しておく帳簿。鬼籍 (きせき) 。点鬼簿 (てんきぼ) 。鬼簿。冥帳。
かこぶんし【過去分詞】
《past participle》分詞の一。動詞の性質をもった形容詞の働きをする。また、助動詞と結びついて完了形・受動態をつくる。
かこもん【過去問】
《「過去問題」の略》入学試験・資格試験などで、過去に出題された問題。
かこかんりょう【過去官僚】
《「過去完了」のもじり》官僚出身の政治家を言い表す言葉。政治主導で政策を推し進めるにあたり、官僚経験に裏打ちされた政策立案能力が重用される一方、かつての人脈などから官僚側に取り込まれ、実際には官僚主導になる恐れも指摘される。