活を入れる
1 柔道などの術で、気絶した人の息を吹き返らせる。 2 刺激を与えて元気づける。「人事異動で組織に—・れる」 [補説]「喝を入れる」と書くのは誤り。
渇に臨みて井を穿つ
《「説苑」奉使の「飢えて黍稷 (しょしょく) を求め、渇して井を穿つ」から》必要に迫られてから慌てて準備をしても間に合わないことのたとえ。
勝つに乗る
勝った勢いで調子に乗る。勝ちに乗 (じょう) ずる。「いよいよ、女—・り、はなさず」〈咄・きのふはけふ・下〉
褐を釈く
《揚雄「解嘲」から》粗服を脱ぎ捨てて礼服を着る。野 (や) にいた者が仕官するのにいう。
勝って兜の緒を締めよ
敵に勝っても油断しないで、心を引き締めよ、というたとえ。
勝つは己に克つより大なるはなし
勝つことで、最もたいへんなのは、おのれの気持ちに勝つことである。プラトンの言葉。
勝てば官軍負ければ賊軍
戦いに勝ったほうが正義になり、負けたほうが不義となる。道理はどうあれ強い者が正義者となるというたとえ。勝てば官軍。