気は世を蓋う
《「史記」項羽本紀から》精神が天下をおおいつくすほどに雄大である。意気が非常に盛んなさまをいう。
気も漫ろ
ある事に心を奪われて落ち着かないさま。そわそわするさま。
気を入れる
物事に一生懸命になる。「—・れて仕事をする」
気を失う
1 意識を失う。気絶する。 2 意欲を失う。気落ちする。「此の城を夜討に落として、敵に—・はせ」〈太平記・二八〉
気を移す
1 気持ちを変える。 2 心をかたむける。「大浦甚八といふ者は、小歌、小舞に—・し」〈浮・永代蔵・五〉
気を落とす
物事がうまくいかず、元気をなくす。失望する。落胆する。
気を兼ねる
遠慮する。気がねをする。「一家分散後は…よそ目にも気の毒なほど—・ねる」〈蘆花・思出の記〉
気を利かせる
相手の立場やそのときの状況にふさわしいように心を働かせる。気を利かす。「—・せて席を外す」
気を配る
さまざまに注意を払う。配慮する。
気を遣う
「気を配る」に同じ。