ぐぜいそう【弘誓相】
仏語。仏や菩薩の、衆生を救おうとする広大な誓いの心が現れた顔つき。弘誓の相。
ぐぜいのあみ【弘誓の網】
仏語。衆生救済の誓いの広大な慈悲を、網にたとえた語。誓いの網。
ぐぜいのうったえ【虞芮の訴え】
互いに自己の利益を主張して訴えること、また、自己の非を悟り訴えを取り下げることのたとえ。 [補説]昔、中国で虞・芮の2国が田を争い、周の文王の裁決を求めて周に行ったところ、周では、耕す者はあぜを譲り合い、道行く者は道を譲り合っているのを見て、恥じて訴えをやめたという、「史記」周本紀の故事から。
ぐぜいのうみ【弘誓の海】
仏語。衆生救済の誓いの広大で深いことを、海にたとえた語。誓いの海。
ぐぜいのふね【弘誓の船】
仏語。衆生救済の誓いによって仏・菩薩 (ぼさつ) が悟りの彼岸に導くことを、船が人を乗せて海を渡すのにたとえた語。誓いの船。
ぐぜいのよろい【弘誓の鎧】
仏語。衆生を救おうとする誓いの固いことを、鎧にたとえた語。
ぐぜいぼう【弘誓房】
仏語。仏・菩薩の弘誓を説いて、仏法の正しい意味を人々に伝える僧。説教師。
ぐぜいりょうしょ【貢税料所】
中世、神社仏閣の維持費用に供するために寄進された知行所。