けんむいらいついか【建武以来追加】
室町幕府の法令集。室町幕府は御成敗式目を基本法としたが、建武式目ののち、必要に応じて法令を追加した。
けんむしきもく【建武式目】
延元元年=建武3年(1336)、足利尊氏 (あしかがたかうじ) が示した室町幕府の政治要綱。17か条からなる。中原是円・真恵らに諮問して政治方針をまとめさせたもの。
けんむねんかんき【建武年間記】
室町初期の記録書。1巻。著者・成立年未詳。建武政府が発布した法令や、建武政権下の世相を風刺した「二条河原の落書」などを収める。建武記。
けんむねんじゅうぎょうじ【建武年中行事】
南北朝時代の有職故実書。3巻。後醍醐天皇撰。建武元年(1334)成立。朝廷における年中行事を記した書。秘記。御抄。
けんむのちゅうこう【建武の中興】
元弘3年=正慶2年(1333)、後醍醐天皇が鎌倉幕府を倒して京都に還幸し、天皇親政を復活したこと。翌年建武と改元して公家一統の政治を図ったが、足利尊氏 (あしかがたかうじ) の離反にあい、2年半で崩壊、天皇は吉野に移って南北朝時代となる。建武の新政。
けんむのしんせい【建武の新政】
⇒建武の中興