げんかいおうりょく【限界応力】
物体が外力を受けて破壊されずに耐え得る最大限度の応力。
げんかいゲージ【限界ゲージ】
機械部品の寸法が許容される寸法公差の範囲内にあるかどうかを検査するためのゲージ。最大許容寸法のゲージ(通りゲージ)と、最小許容寸法のゲージ(止まりゲージ)とからなる。リミットゲージ。狭範 (きょうはん) 。
げんかいこうよう【限界効用】
ある財の消費量を増加させていくとき、一単位増えることによって得られる主観的な満足度。最終効用。
げんかいこうようていげんのほうそく【限界効用逓減の法則】
ある財の消費量の増加に伴って、限界効用はしだいに減少するという法則。効用逓減の法則。
げんかいこくていこうえん【玄海国定公園】
福岡・長崎・佐賀県にまたがる玄界灘沿岸の国定公園。芥屋大門 (けやのおおと) 、七ツ釜、虹の松原、志賀島 (しかのしま) など景勝地や史跡に富む。
げんかいじちたい【限界自治体】
65歳以上の高齢者が人口の50パーセントを超え、税収入の低下と高齢者医療、高齢者福祉の負担増で財政の維持が困難になった自治体。→限界集落 [補説]社会学者の大野晃(当時高知大学教授)が平成3年(1991)に提唱。
げんかいしゅうらく【限界集落】
過疎などによって、65歳以上の高齢者の割合が50パーセントを超えるようになった集落。家を継ぐ若者が流出して、冠婚葬祭や農作業における互助など、社会的な共同作業が困難になった共同体。→限界団地
げんかいじょうきょう【限界状況】
1 ヤスパースの実存哲学における重要概念。人間存在としての実存が避けることのできない死・苦悩・争い・罪などに直面している状況。極限状況。 2 従来の環境への適応手段が、全く役立たなくなった状況。環境の変化が大きすぎて、社会的に慣習化された適応手段による処理が、不可能になったとき起こる。
げんかいしょうひせいこう【限界消費性向】
所得の増加分に対する消費の増加分の割合。
げんかいせいさんひ【限界生産費】
⇒限界費用