こうじのうきのうしょうがい【高次脳機能障害】
脳の損傷により生じる認知機能の障害。事故や脳血管障害など、さまざまな原因により生じ、失語・失行・失認などの症状がみられる。注意障害・記憶障害・遂行機能障害・社会的行動障害など。身体麻痺 (まひ) を伴わない場合、気分障害などの精神疾患と誤認されることがある。 [補説]高次脳機能障害者に対する社会生活支援を推進するため、平成13年度(2001)から厚生労働省による支援モデル事業が開始され、高次脳機能障害の診断基準についても明確に示された。
こうじばな【麹花】
1 蒸した穀類や豆類にコウジカビが繁殖して胞子がつき、薄い黄色になったもの。こうじのはな。 2 ハハコグサの別名。
こうじほうていしき【高次方程式】
未知数の次数の高い方程式。ふつう、三次以上の方程式をいう。
こうじむろ【麹室】
麹をねかす室。コウジカビを繁殖させるための温室。
こうじこうぞう【高次構造】
たんぱく質などの生体高分子の一次構造に対して、二次・三次・四次構造のこと。
こうじうんどうや【高次運動野】
大脳皮質で運動の命令を出す運動野という領域のうち、補足運動野と運動前野の六つの部位の総称。単純な運動では活動せず、複雑な運動を行ったり、単にイメージしたりするときに活動する。一連の運動を円滑に進める役割をもつ。
こうじのうきのう【高次脳機能】
人間の脳がもつ高度な働き。学習した知識に基づいて行動を計画し実行する脳の作用で、知覚・注意・学習・記憶・概念形成・推論・判断・行為・言語活動・抽象的思考などが含まれる。